【ボーイズリーグ】熊本宇城ボーイズ 投打に強気貫き13年ぶりに公式戦で優勝 /九州選抜大会熊本県支部予選(中学生の部)
- 2024/4/24
- ボーイズリーグ記事
第20回九州選抜大会【中学生の部】熊本県支部予選(2024年4月6、7日・山鹿市CSC第3グラウンドほか)
「第20回九州選抜大会」(中学生の部)の支部予選が各地で行われた。代表1枠の熊本県支部予選は、決勝で熊本宇城ボーイズ熊本泗水ボーイズを4-1で破り、13年ぶり3度目の本大会出場を決めた。九州選抜大会は4月27、28日に北九州市の本城球場などで9支部の代表16チームが春の九州王者の栄誉を競う。
▼決勝
熊本宇城4-1熊本泗水
久保田&小田愛 強打線相手に6回まで0封
熊本宇城が13年ぶりに公式戦で優勝を果たした。決勝では、熊本泗水に4―1で快勝。この大会では、2011年以降遠ざかっていた栄冠をつかんだ。
大一番でも、投打ともに攻めの姿勢を貫いた。先発右腕の久保田は4回を3安打無失点。強打者が並ぶ相手打線に臆することなく内角を突き、詰まらせて凡打の山を築いた。大嶌監督は「試合前に打たれてもいいので内角を攻めようと話していた通り、怖がらずに投げてくれた」と絶賛した。
2番手の横手投げ右腕・小田愛も、1球投げるごとに大きな声を出し、気迫があふれた。久保田と同じように内角へ投げ込み、5、6回の2イニングを1安打無失点に封じた。
下鶴だめ押し2点三塁打 ファーストストライク打ち徹底
打線は初回に敵失で1点を先制。6回に大嶌の安打などで無死二、三塁とし、打順3番の下鶴が右中間を破る2点三塁打を放った。さらに1点を加え、リードを広げた。
大嶌は初球、下鶴は2球目をとらえた。チームでは、練習試合やシート打撃でファーストストライクを積極的に打つことを意識してきた。決勝でも徹底できたことが結果につながった。
日々の生活真面目に取り組み 野球の神様が味方
指揮官は「ツキも味方してくれた」と振り返った。決勝では、失策も目立ったが失点にはつながらず、予選リーグの熊本光の森戦では、最終回に3点差を逆転し、サヨナラ勝ちを収めた。チームの合言葉は「野球の神様が味方する人になれ」。運気が上がるように、グラウンド整備や道具の扱い方など、普段の生活から真面目に取り組んできた。大嶌監督は、そうした面も優勝に結びついたとみる。
秋の九州大会も含め、九州の頂点をかけた大会は、13年ぶり。「いつもと同じように準備をして、いつも通りの野球をする。楽しんでいきたい」と大嶌監督。どんな相手でもひるまずに、自分たちのスタイルで挑む。
(2024/4/13紙面掲載)
※新聞紙面では選手名フルネ-ム表記、全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法>