【ボーイズリーグ】湯布院ボーイズ 難敵撃破し8年ぶりの公式戦優勝飾る/九州選抜大会大分県支部予選(中学生の部)

第20回九州選抜大会【中学生の部】大分県支部予選(2024年4月6、7日・野津原球場ほか)

 「第20回九州選抜大会」(中学生の部)の支部予選が各地で行われた。代表2枠の大分県支部予選は、決勝で湯布院ボーイズが大分明野ボーイズを7-3で破り優勝した。湯布院が8年ぶり6度目、大分明野が3年連続7度目。九州選抜大会は4月27、28日に北九州市の本城球場などで9支部の代表16チームが春の九州王者の栄誉を競う。

得点に沸く湯布院の選手たち=提供写真=

▼中学生の部
決勝 湯布院7-3大分明野

初回・梅木奏の先制ランニング2ラン

 湯布院は決勝で大分明野を7―3で退け、9年ぶりに制した。公式戦の優勝は、その他の大会を含めると、2016年の九州さわやか大会以来で、8年ぶりだった。

 初回に2死走者なしから打順3番の大塚諭が二塁打で出塁し、続く4番の梅木奏のランニング本塁打で2点を先制。2回に中の適時打で1点を加えた。2、4回に1点ずつ返されて1点差に迫られたが、6回に井芹の2点二塁打など打者10人の攻撃で4点を挙げて突き放した。

 投げては先発の梅木啓が5回2/3を2失点と好投。2番手の平橋奏汰は1回1/3を1失点でしのいだ。

決勝の1回、ランニング2ランを放った湯布院・梅木奏=提供写真=

意識改革へ 厳しい冬乗り越えた成果表れる

 チームは近年、大分明野と何度も対戦しているが、なかなか勝てずにいた。昨年12月の春季全国大会予選準決勝では、7点のリードを奪われながらも反撃し、2点差まで詰め寄る意地を見せたが、及ばなかった。

 そうした状況から、選手たちは意識改革を試みた。3年生を中心として、今一度真剣に野球と向き合うことを意識し、例年以上に厳しい練習に取り組んできたという。その成果が表れ、雪辱を果たした。

 昨秋の九州大会は、初戦で惜しくも敗れた。夏に向けて弾みをつけるためにも、九州選抜大会では勝ち進みたい。

※新聞紙面では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法

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