第20回九州選抜大会【中学生の部】福岡県南支部予選＜１回戦～準決勝、第３代表決定戦＞（2024年４月６、１３、１４日・久末総合公園野球場ほか）

　「第２０回九州選抜大会」（中学生の部）の支部予選が各地で行われた。代表３枠の福岡県南支部予選は、準決勝を勝利した福岡西南ボーイズと筑後ボーイズに、第３代表決定戦を制した糸島ボーイズの３チームが出場権を獲得。本大会は福岡西南と筑後が初、糸島が５年ぶり８度目。九州選抜大会は４月２７、２８日に北九州市の本城球場などで９支部の代表１６チームが春の九州王者の栄誉を競う。

▼中学生の部
準決勝　筑後８－２久留米東

２年生左腕・山崎好投

　筑後が逆転で決勝進出を決めた。初回から点を取り合う展開となったが、試合を落ち着かせたのは、３番手として３回からマウンドに上がった２年生左腕の山崎だ。

　１点を追う２回に、緒方の三塁打や石橋の二塁打など３長短打を集めて４点を奪って逆転。その直後にマウンドへ。「リードしていたので、楽な気持ちで投げることができた」。低めへの制球を心がけた。４回には１死満塁のピンチを背負ったが、「ゴロを打たせてダブルプレーを狙っていた」と、注文通り併殺に仕留め、得点を許さなかった。

　試合後、主将の藤高は「勝てなかった時期もあったけど、みんなで声を出し合って盛り上げることができた」と、充実感をにじませた。栗原監督は「走塁がテーマだったが、まだ出し切れていない」と話した一方で、「打線はいい感じだったし、だんだん成長している」と手応えも口にした。

（2024/4/19紙面掲載）

※決勝戦の結果記事を４月２７日（土）のスポーツ報知西部版で掲載予定

※新聞紙面では選手名フルネ－ム表記、別カット写真および全試合バッテリ－＆長打の選手名入りの記録を掲載　＜バックナンバ－お買い求め方法＞