第20回九州選抜大会【中学生の部】宮崎県支部予選（2024年４月７、１３、１４日・錦原運動公園野球場ほか）

　「第２０回九州選抜大会」（中学生の部）の支部予選が各地で行われた。代表２枠の宮崎県支部予選は、決勝で県央宮崎ボーイズが宮崎県南ボーイズを３－１で破り優勝した。本大会出場は宮崎県南が３年ぶり７度目、宮崎県南が２年ぶり２度目。九州選抜大会は４月２７、２８日に北九州市の本城球場などで９支部の代表１６チームが春の九州王者の栄誉を競う。

▼中学生の部
決勝　県央宮崎３－１宮崎県南

決勝で四度目激突 梶原－黒木継投で１失点に

　宮崎の両雄がまたも決勝の舞台で激戦を繰り広げた。

　昨秋以降、現チームとなって県央宮崎と宮崎県南が対戦するのは４度目。過去３戦はいずれも接戦だった。昨年９月の九州大会予選は宮崎県南が２―０で勝利し、１２月の春季全国大会予選は県央宮崎が延長戦の末に２点差で競り勝った。今年３月に大分で開かれた九州さわやか大会では、宮崎県南が１点差で制した。

　そして今回は、県央宮崎が３―１で勝ち、対戦成績を五分に戻した。初回に宮元の２点二塁打で先制すると、続く２回、単打にバントを絡めて１点を追加。このリードを２人の継投で守り切った。先発の梶原は、２回に４安打を打たれながらも最少失点で切り抜け、４回１失点にまとめた。５回以降は黒木が３イニングを無失点に封じた。

　チームは昨秋の九州大会で１勝を挙げ、春季全国大会でも初戦を突破して１６強入りした。主将で打順４番の児玉哩臥をはじめ、好選手がそろっており、春秋通じて初の九州王者を狙える力は備わっている。

（2024/4/19紙面掲載）

※新聞紙面では選手名フルネ－ム表記、全試合バッテリ－＆長打の選手名入りの記録を掲載　＜バックナンバ－お買い求め方法＞