【ボーイズリーグ】宗像ボーイズ チーム一丸で優勝決めた 直前大会で最終回逆転負け準Vから奮起/ダイワハウス杯北九州大会(中学生の部)
- 2024/5/6
- ボーイズリーグ記事
ダイワハウス杯第6回北九州大会(2024年4月13、14、20日、福岡・本城球場ほか)
「ダイワハウス杯第6回北九州大会」は、九州各地と大阪から中学生の部32チームが出場して開かれた。決勝は、福岡県北支部同士の対戦となり、宗像ボーイズが5―4で中間ボーイズに競り勝ち、初優勝を果たした。
▼中学生の部
決勝 宗像5-4中間
4番・喜多先制二塁打 積極性取り戻し復調
宗像ナインは優勝が決まると、歓喜のウォーターシャワーを浴びるように雨に打たれながら、マウンドに集まって天を指さした。最終回に逆転されて優勝を逃した九州選抜大会予選決勝から約2週間。今大会の決勝は、終盤の反撃をかわして栄冠をつかんだ。
初回に先頭の志村が中前打で口火を切り、2死三塁から4番・喜多の中越え二塁打で1点を先制。続く2回には、細かくつないで2点を追加し、5回にも岩井、白石の連続長打などで2点を加えた。
先制打の喜多は、春先から不振が続き、直前の大会では打順が7番に下がっていた。しかし、今大会ではクリーンアップで再び起用された。「7番の時は(ストライクを)見逃したりとか消極的になっていた。今大会は初球からどんどん振っていった」と、本来の積極性を取り戻したことが好結果につながった。
アンダースロー渋谷5回1失点
投げては、アンダースロー右腕・渋谷が「ストライク先行で、リズム良く投げられた」と、5回1失点で先発の役目を果たした。6回以降は、2人の投手が反撃を受けながらも踏ん張り、1点差で逃げ切った。
ナインは九州選抜大会予選決勝での敗戦を引きずらず、気持ちを切り替えて臨んだ。守備に就いた選手たちは、ピンチで投手に何度も声を掛けて励ました。主将の八尋は「決勝で負けた後にすぐある大会で、優勝したいと思っていた。気持ちが一つになり、練習の時からまとまっていた」と笑顔で振り返った。
指導陣もチーム一丸での優勝を強調した。大坪監督は、活躍した選手の名前を次々に挙げながら、最後には「(ヒーローは)絞りきれない。限られたメンバーではなく、全員で勝ち取った」とたたえた。 (弓削 大輔)
(2024/4/27紙面掲載)
※新聞紙面では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法>