【ボーイズリーグ】薩摩南洲ボーイズ 最終回に3点差追いつき、得失点1点差で優勝&全国へ/ミズノ旗争奪九州選抜大会兼選手権大会九州ブロック予選(小学生の部)

第20回ミズノ旗争奪九州選抜大会【小学生の部】兼選手権大会九州ブロック予選(2024年6月2日、長崎・諫早第二球場)

 「第20回ミズノ旗争奪九州選抜大会」小学生の部が開かれ、西九州支部と鹿児島県支部から出場した3チームによる総当たり戦で優勝を争った。1勝1引き分けで2チームが並んだが、得失点差で薩摩南洲ボーイズ(鹿児島県支部)が2年ぶり4度目の優勝を飾った。「第55回選手権大会」の九州ブロック予選を兼ねており、薩摩南洲の2年ぶり6度目の本戦出場が決まった。

薩摩南洲ボーイズ
第3試合の6回を無失点に抑え、笑顔を見せる薩摩南洲ナイン

▼小学生の部
①黄城・諫早16-10薩摩川内
②薩摩南洲9-2薩摩川内(4回コールド)
③薩摩南洲7-7黄城・諫早

下位からつながり川野主将2点打

 薩摩南洲が最終回に執念を見せた。1勝同士の対戦となった黄城・諫早合同との第3試合で、6回に3点差を追いつき、引き分けに持ち込んだ。1戦目は、薩摩南洲が7点差、黄城・諫早合同は6点差での勝利だったため、得失点差の合計で薩摩南洲が1点上回った。

 下位から打線がつながった。6回は、先頭で打順8番の本石、続く四本の連打でチャンスメイク。1死を挟んで森下の安打で1死満塁とした。この絶好機で、打順3番で主将の川野が右前に運んで走者2人が生還。さらに次打者の打席で相手投手の暴投があり、同点とした。

 川野はこの試合3安打3打点。第2試合の薩摩川内戦でも2安打3打点を記録し、2戦で計5安打6打点と勝負強かった。「昨年よりも素振りを増やし、スイングが良くなってきた。(黄城・諫早合同戦6回の打席は)右中間に強い打球を打とうと思った」と胸を張った。

薩摩南洲ボーイズ川野
第3試合の6回、2点適時打を放つ薩摩南洲・川野

第2試合は犀川4回2失点 得失点差Vに貢献

 薩摩川内戦で先発した犀川は、四球を与えずに4回2失点と好投。けがで5か月間マウンドから遠ざかっていたが、「コントロールが良く、狙ったところに投げられた」とブランクを感じさせない内容だった。粘りの投球で大量点を許さなかったことが、得失点差による優勝につながった。

 重村監督は「犀川がいい流れを作ってくれ、最後は選手たちの『勝ちたい』という気持ちが出ていた」とナインをたたえた。

※新聞紙面では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法

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