【ボーイズリーグ】飯塚ボーイズ 3年ぶり夏切符 「強い打球」に徹して13安打全て単打の10得点快勝/選手権大会福岡県北支部予選(中学生の部)

第55回選手権大会【中学生の部】福岡県北支部予選(2024年6月1、8、9日・福智町民球場ほか)

 夏のリーグ日本一を決める「第55回選手権大会」(8月2~7日・大阪シティ信用金庫スタジアムほか)の中学生の部支部予選が各地で開かれ、出場チームが次々に決まっている。福岡県北支部予選の決勝は、飯塚ボーイズが宗像ボーイズを10-1(5回コールド)で退け、3年ぶり6度目の本戦出場を決めた。本大会は8月2~7日に大阪シティ信用金庫スタジアムなど大阪市周辺で開かれる。

飯塚ボーイズ中島
決勝で3安打した飯塚・中島主将

初回6連打で5点先制 中島主将「これが飯塚野球」

 「強い打球だぞ!」。ベンチから繰り返し聞こえてくる言葉に、飯塚ナインはきっちり応えた。決勝は10点を挙げたが、放った13本の安打は全て単打。これまでの対戦では打ちあぐねていた相手の下手投げ投手に対し、各打者がコンパクトにはじき返すことに徹し、見事に攻略した。

 初回は、先頭の坂田が左前安打で口火を切ると、犠打と死球を挟んで白川の2点適時打など6連打で一挙5点。4回に古賀の2点適時打などで3点、5回に松川の適時打で2点を加えた。3安打した主将の中島は「逆方向や、強い打球で内野の間を抜く打撃が徹底できた。これが飯塚野球」と振り返った。

飯塚ボーイズ森永
決勝で5回1失点の飯塚・森永

本格派右腕・森永 5回2安打1失点

 投げては、最速130キロ台後半と九州随一の球速を誇る右腕・森永が5回を2安打1失点。「今までは四球やエラーの後に焦って投げ急いでいたけど、自分なりの投球で抑えられたし、成長できた」と自信を深めた。

 春に続き、2季連続となる全国の舞台。春は初戦敗退に終わったが、春山監督が「36年間指導してきた中で三本の指に入る」と話すように、チームは全国制覇の力を備えている。中島は「飯塚野球を徹底して、てっぺん(日本一)をとる」と言い切った。 (弓削 大輔)

※新聞紙面では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および2回戦~決勝のバッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載(1回戦の記録は6/7に掲載) <バックナンバ-お買い求め方法

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