【ボーイズリーグ】熊本泗水ボーイズ 4戦31得点打力発揮しV 全国逃した悔しさばねに3年生一丸/鹿児島大会(中学生の部)
- 2024/8/7
- ボーイズリーグ記事
第50回鹿児島大会(2024年7月20、21日・伊集院球場ほか)
「第50回鹿児島大会」は九州各地から中学生の部16、小学生の部3チームが参加して開かれた。中学は、決勝で熊本泗水ボーイズ(熊本県支部)が苅田ボーイズ(福岡県北支部)を8―3で破り、初優勝を飾った。小学は薩摩南洲ボーイズ(鹿児島県支部)が3年ぶり3度目の優勝を飾った。
▼中学生の部
決勝 熊本泗水8-3苅田
5回に2死走者なしから3連打で勝ち越し
熊本泗水は全4戦で計31得点と、自慢の打力を十分に発揮し、鹿児島大会を初めて制した。昨秋からの現チームでは、6個目となる大会Vを手にした。
苅田との決勝では、14安打で8点を奪った。同点とされた直後の5回に、2死走者なしから代打・山崎、岩本、北野の3連打などで2点を入れ、続く6回に川口の適時打などで4点を加えて突き放した。主将の仲原は「追いつかれても焦りはなく、打撃で流れを作っていけると思った」と胸を張った。
けがから復帰した山崎大活躍
春に続く全国大会出場を狙っていたが、選手権大会とジャイアンツカップの両方で、本戦への出場権を獲得出来ずに終わり、選手たちは落ち込んだ。それでも、「このメンバーで出場できる大会は残り少ない。何か一つでも優勝しようという思いが、みんなにあった」と仲原。27人の3年生全員が一丸となって鹿児島大会に臨んだ。
決勝で勝ち越し点の足がかりを作った山崎は、3月の春季全国大会以降、けがで試合に出られない期間が長く続いた。4か月ぶりの復帰戦となった今大会では、準々決勝と準決勝で計3本の長打をマーク。これまでのうっぷんを晴らす活躍を見せ、「試合を楽しもうと、力が入りすぎないようにしたのが良かった」と笑みを浮かべた。
川口はジャイアンツカップ最終予選の無念晴らす
今月のジャイアンツカップ最終予選を体調不良で欠場していた川口も、準決勝と決勝で2試合続けてマルチ安打を披露。「チームに迷惑をかけたので、鹿児島大会は貢献したかった」と満足げに振り返った。
全国切符を逃した悔しさから気持ちを切り替え、笑顔を取り戻した熊本泗水ナイン。8月のホークスカップでも優勝を目指す。 (弓削 大輔)
(2024/7/27紙面掲載)
※新聞紙面では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法>