【ボーイズリーグ】福岡西南ボーイズがジュニア初制覇 ジャイアンツ杯決めた先輩へバトン/福岡県南支部ジュニア大会
- 2024/8/17
- ボーイズリーグ記事
第14回福岡県南支部ジュニア大会(2024年7月13、20、21、27日・吉井スポーツアイランド野球場ほか)
福岡県南支部と福岡県北支部でそれぞれ、中学1、2年生で編成されたチームによる「ジュニア大会」が開かれた。福岡県南支部は、決勝で福岡西南ボーイズが二日市ボーイズを5―2で破り、初優勝を飾った。福岡県北支部は、決勝で飯塚ボーイズが鷹羽ボーイズを24―9(4回コールド)と圧倒して2年連続4度目の優勝を果たした。
▼中学生の部
決勝 福岡西南5-2二日市
2番手・梅田 ピンチ切り抜け流れ呼ぶ
決勝で勝敗を分けたのは、2―2の同点で迎えた5回の攻防だった。まず好機を作ったのは、先攻の二日市。2死満塁とし、勝ち越しのチャンスを迎えた。マウンドには、4回から2番手として登板した福岡西南の梅田。勝負所を迎え、一段とギアを上げた。「何としても点を取られないように。三振を狙っていきました」。2球で追い込むと、最後は外角へのストレートで空振り三振。得点を許さず、味方の攻撃にいい流れを持ってきた。
その裏の福岡西南。梅田の左前打などで下位打線が2死二、三塁とチャンスを作り、打席には1番の原野。集中力を高めてコンパクトに振り抜くと、打球は中前で弾む勝ち越し打となった。再び二、三塁とし、2番の尾辻が二塁打で続いた。「つないでくれたので、何とか追加点を取りたかった」と尾辻。スコアボードには大きな「3」が刻まれた。
原野&尾辻 1、2番コンビが失策の汚名返上
1、2番コンビには、燃える理由があった。1点リードの2回。2死から二塁手の原野、三塁手の尾辻が連続で失策し、同点に追いつかれていた。「エラーしていたので何とか取り返したかった」と原野。自分たちのミスをバットで取り返してみせた。リードをもらった梅田は、粘り強い投球で4回無失点。反撃を許さなかった。
「初戦で負けると思っていた。4試合経験を積めたことが一番の収穫」と、吉田監督も驚く快進撃。チームは20日からのジャイアンツカップ出場を決めており、大一番に臨む上級生らに向け、いい形でバトンをつなぐ優勝となった。
(2024/8/3紙面掲載)
※新聞紙面では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法>