【ボーイズリーグ】九州ガールズ 決勝進出逃すも奮闘見せた/鶴岡一人記念大会(中学生女子の部)

第24回鶴岡一人記念大会(2024年8月23、24日、広島・鶴岡一人記念球場ほか)

 全国5ブロックがそれぞれ選抜チームを結成して日本一を争う「第24回鶴岡一人記念大会」が開かれ、九州ブロックは中学生の部、中学生女子の部、小学生の部に各1チームが出場した。中学で九州選抜が予選リーグを1位通過して3年連続の4強入りを果たした。優勝は中学が広島、中学女子が中日本、小学が関西の各選抜チームだった。

鶴岡一人記念大会九州ガールズ
笑顔でプレーした九州ガールズ

2年生・宮崎美 関西戦で2イニング完全

 九州ガールズのメンバーで構成された九州女子選抜は、予選リーグ1敗1分けで昨年に続く決勝進出を逃した。2戦目の東日本戦は8点差を追いつかれるなど悔しい結果となったが、2年生の活躍が目を引いた。投手では宮崎美(久留米東)、打者では鮫島(山口)が躍動した。

 宮崎美は、初戦の関西戦で2点ビハインドの6回から登板。6回は上位打線から2者連続三振を奪って三者凡退に仕留めると、続く7回は5球で3アウトを取り、2イニングを完璧に抑えた。「コントロールが定まっていた。先輩たちが声を掛けてくれ、思い切り投げられた」と笑みを浮かべた。

九州ガールズ宮崎美
2試合続けて好投した九州ガールズ・宮崎美

2年生・鮫島 2戦続けて適時打放つ

 鮫島は、関西戦でチーム唯一の適時打を放つと、東日本戦は3回1死満塁の場面で右中間に走者一掃の三塁打をマーク。「3点タイムリーは小学の頃も含めて初めて。絶対に走者をかえそうと、強い気持ちで打てた」と語った。

 後輩の奮闘に3年生も応えた。関西戦では7回、1死から藏内(八幡東)が「2年生がいい投球をしていたので、塁に出て得点源になりたかった」と左前打で出塁。反撃モードに火を付け、鮫島の適時打へとつなげた。 (弓削 大輔)

※新聞紙面では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法

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