【ボーイズリーグ】福岡西南ボーイズ 宿敵に1点差でリベンジ果たし3年生が有終の美/第1回サマーカップ争奪福岡大会

第1回サマーカップ争奪福岡大会(2024年8月24、25日、9月1、7日・県営春日公園野球場ほか)

 「第1回サマーカップ争奪福岡大会」は福岡県3支部の48チームが参加して開かれた。決勝は福岡志免ボーイズA(福岡県南支部)が福岡西南ボーイズ(同)に3―2で競り勝ち、優勝を飾った。グッドマナー賞は福岡大野城ボーイズ(福岡県南支部)が受賞した。

福岡西南ボーイズ
優勝を決め、歓喜に沸く福岡西南の選手たち

▼中学生の部
決勝 福岡西南3-2福岡志免

エース浦野9奪三振快投 決勝打は常住決めた

 福岡西南が春と夏の全国大会予選で敗れていた福岡志免を大一番で退けた。宿敵のAチームに1点差で勝利し、3年生の選手たちは有終の美を飾った。

 2点を先行された直後の3回に平石の適時三塁打などで追いつき、4回に常住の適時打で勝ち越した。先発した左腕のエース・浦野は、最速133キロの直球を中心にコースを突き、9個の三振を奪って6回2失点。7回は、2番手の三島が無失点で締めた。

福岡西南のエース左腕・浦野

谷本主将「最高の仲間」

 決勝打を放った3年生の常住は「守備で迷惑をかけたり、チャンスで打てなかったりしたことも多かったけど、最後の試合で打てて良かった」と笑顔。6月の選手権大会予選準決勝では、自身の失策が絡んで福岡志免にサヨナラ負け。因縁の相手との試合で価値ある一打をマークし、ずっと抱えていた悔しさを晴らした。

 チームは今年、リーグ加盟後の初V達成やジャイアンツカップ本戦初出場など数々の新たな歴史を刻んだ。浦野ら有力選手がそろい、控え選手を含めたチームワークの良さも光った。主将の谷本は「僕が引っ張るというよりも、みんなから支えてもらった。最高の仲間」と表現し、常住も「打てなくても、エラーをしても、自信をなくさないように励ましてくれた」とチームメイトに感謝した。

 吉田監督は「試合に出場できない選手や女子も、みんな一生懸命に練習をやっていた。最後にいい試合をしてくれて感動した。最高のチーム」と、卒部する22人の3年生に最大級の賛辞を送った。 (弓削 大輔)

※新聞紙面では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および決勝のバッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載(準決勝以前の記録は9/7掲載) <バックナンバ-お買い求め方法

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