【ボーイズリーグ】八幡南ボーイズ 初回猛攻V 新チームで最高のスタート切った/火の国大会

第26回火の国大会(2024年9月7、8、14日、熊本・ホンダ熊本硬式野球場)

 「第26回火の国大会」は、熊本県支部など5支部から中学生の部24チームが参加して開かれた。決勝では、八幡南ボーイズ(北九州)が熊本泗水ボーイズ(熊本県支部)を14-3(6回コールド)で破り、新チーム最初の大会で優勝を飾った。

八幡南ボーイズ
コールドゲームが告げられ、笑顔を見せる八幡南の選手たち

▼中学生の部
決勝 八幡南14-3熊本泗水
(6回コールド)

打撃好調・中原の走者一掃二塁打

 「初回勝負だ。最初から行くぞ」。決勝を前に、八幡南の山本監督代行は、げきを飛ばした。それにナインが見事に応えた。

 初回、3番・栗林の安打などで2死満塁の好機を作ると、押し出し四球で先制。続く7番・中原は迷いなく初球を振り抜いた。左翼線への適時二塁打となり、3人が生還した。「みんながつないでくれたので、初球からいい球を振っていこうと思っていた」と中原。今大会は打撃好調で、打線のキーマンとも言える存在となっていた。「いいところで回ってきてくれた」と、山本監督代行も狙い通りの先制攻撃に思わず笑みがこぼれた。

八幡南ボーイズ中原
決勝の1回、3点二塁打を放ち喜ぶ、八幡南・中原

今大会チーム合計5戦47得点

 早々に試合の主導権を握った後も、2回に2点、4回に1点と、着実に加点。6回には4番・井土のこの試合3本目となる安打などで6点を追加し、勝利を決定づけた。

 打線の勢いは最後まで止まらなかった。今大会の得点は決勝の14点を含め、5試合で47点。普段の練習で懸命にバットを振り込んできたことが優勝へとつながった。井土は「自分が打てない時もみんなが打ってくれたので、安心して打席に入れた」と振り返った。

八幡南ボーイズ吉永
投打で優勝に貢献した八幡南・吉永

吉永が1番・投手でけん引

 打線をけん引した1番の吉永は、投手としても躍動。準決勝で好投したのに続き、決勝も4回から2番手でマウンドに上がり、3回無失点。「いい流れの中で投げることができた。真っすぐが良かった」と笑みを浮かべ、最優秀選手賞も手にした。選手たちが投打で存分に力を発揮し、新チームとして最初の公式戦でV。八幡南は、最高のスタートを切った。

※新聞紙面では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および決勝のバッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載(準決勝以前の記録は9/13掲載) <バックナンバ-お買い求め方法

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