【ボーイズリーグ】山口下関ボーイズ 粘って終盤逆転してボーイズリーグ転籍後初優勝達成/ナガセケンコー旗争奪大分大会

第3回ナガセケンコー旗争奪大分大会(2024年9月7、8、14日、大分・花林かいぞくスタジアムほか)

 「第3回ナガセケンコー旗争奪大分大会」は、大分県支部など6支部から中学生の部23チームが出場して開かれた。決勝は、山口下関ボーイズ(北九州支部)が福岡ボーイズ(福岡県南支部)に逆転勝ちし、ボーイズリーグに加盟して初優勝を飾った。

山口下関ボーイズ
初優勝を飾り、歓喜に沸く山口下関ナイン=提供写真=

▼中学生の部
決勝 山口下関3-2福岡

全5試合のうち4試合で逆転勝ち

 ボーイズリーグに移ってから11か月。ついに山口下関が大会で頂点に立った。決勝と準決勝では試合終盤にひっくり返すなど、全5試合のうち4試合が逆転勝利。「自信を持って打つことができた」と主将の福田が代弁したように、各打者はリードされた場面でも焦らず、思い切り良くバットを振った。

 福岡との決勝では、2点を追う6回、中本の犠飛などで追いつくと、さらに1死二塁から7番・山口の右中間適時三塁打で勝ち越した。山口は「狙っていた真ん中の変化球をフルスイングできた。打撃練習の量を増やした成果を出せた」と胸を張った。

山口下関ボーイズ山口
決勝の6回、勝ち越しの適時三塁打を放つ山口下関・山口=提供写真=

福原、大瀬良、林の3投手が力投

 「粘りがあって良かった」と谷口監督が評した投手陣も、大会を通して3人が力投した。決勝では、福原、大瀬良の右腕2人のリレーで2失点。準決勝の大分明野戦では、左腕の林が6回3失点と踏ん張り、2戦とも終盤勝負に持ち込んだ。

山口下関ボーイズ福原
決勝で先発した山口下関・福原=提供写真=

サマーカップ有終4強の3年生が流れつくる

 チームは昨年10月に他団体からボーイズリーグへ転籍した。しかし、他のチームと打撃面で力の差があり、上位まで勝ち進めずにいた。転機になったのは8月のサマーカップ争奪福岡大会。これまで以上に打撃を強化して臨み、初めて4強入りした。「3年生が最後の大会でいい流れを作ってくれた」と谷口監督。打撃に対する自信は新チームに引き継がれ、初の公式戦でいきなり優勝を果たした。

 大分大会後のエスエスケイ杯でも決勝まで勝ち上がっており、快進撃を続けている。福田は「一丸となって全国制覇を目指す」と高らかに宣言した。

※新聞紙面では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および決勝のバッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載(準決勝以前の記録は9/7掲載) <バックナンバ-お買い求め方法

関連記事

過去記事(月別)

ページ上部へ戻る