【ボーイズリーグ】八幡南ボーイズ 4戦計50得点打線爆発で新チームV2/秋季北九州大会(九州大会予選)
- 2024/10/27
- ボーイズリーグ記事
第8回秋季北九州大会/九州大会北九州支部予選・中学(2024年10月5、6日、山口・宇部サンド美祢球場ほか)
秋の九州王者を決める「第40回九州大会」(中学生の部)の支部予選が各地で行われ、出場チームが決まっている。北九州支部は出場2枠で、八幡南ボーイズが3年連続、山口下関ボーイズが初出場を決めた。決勝では八幡南が8-1(5回コールド)で大勝した。本戦は11月2、3日に長崎県諫早市の諫早第1野球場とその周辺で開かれる。
▼中学生の部
決勝 八幡南8-1山口下関
(5回コールド)
3番・栗林 逆転2点二塁打 大会通算打率.636
八幡南は、決勝の8―1(5回コールド)を含め、全4試合で計50得点と打線が爆発して支部予選を制覇した。下位まで切れ目なく快音を響かせた、特に3番打者の栗林の打撃が目を引いた。
栗林は、準決勝までの3試合で計8打数6安打と好調だった。山口下関との決勝でも、1点を追う初回の無死二、三塁の好機で、「積極的に振っていけた」と2球目を捉え、左中間への逆転2点二塁打。チームに勢いをもたらし、打線はこの回だけで4点を奪った。2打席目以降は凡退に終わったが、大会通算打率は6割3分6厘のハイアベレージを記録した。
1週前のエスエスケイ杯準決勝で、初回の好機で見逃し三振を喫すると、直後の守備から交代を告げられた。その悔しさをばねに練習に打ち込み、今大会は早いカウントから積極的に打つことを意識した。「後ろにいい打者がたくさんいるので、気持ちも楽だった」と満足げに笑みを浮かべた。
原田と中原が3安打 原田は準決勝で投打の活躍
決勝では、原田と中原がともに3安打をマークする活躍も見せた。原田は初回の適時二塁打をはじめ、3安打全てが得点に絡んだ。先月の火の国大会で結果を残せなかったことを反省し、「フルスイングを意識するようにして調子が上がってきた」と笑顔。準決勝の八幡東戦では、先発で登板し、4回を2安打1失点にまとめ、投打で貢献した。
山本監督代行は「しっかり打ち、投手も抑えた」とナインをたたえた一方で、「走塁やバントのミスなどがあった」と課題を挙げた。初めての秋の九州覇者に向け、攻守の精度を上げて本戦に臨む。 (弓削 大輔)
(2024/10/11紙面掲載)
※新聞紙面では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法>