【ボーイズリーグ】大分七瀬ボーイズ 3戦全て2点差以内の接戦制した 1位通過で9年ぶり本戦へ/九州大会大分県支部予選

第40回九州大会(中学)大分県支部予選(2024年9月28、29日、10月5、6日・上浦野球場ほか)

 秋の九州王者を決める「第40回九州大会」(中学生の部)の支部予選が各地で行われた。代表2枠の大分県支部は、大分七瀬ボーイズが9年ぶり、大分明野ボーイズが4年連続の出場を決めた。決勝では大分七瀬が4-2で競り勝った。本戦は11月2、3日に長崎県諫早市の諫早第1野球場とその周辺で開かれる。

大分七瀬ボーイズ
優勝を決め、歓喜する大分七瀬ナイン=提供写真=

▼中学生の部
決勝 大分七瀬4-2大分明野

浜田ツインズが先制点演出

 大分七瀬が予選1位で九州大会本戦に駒を進めた。大分明野との決勝では、打線が粘りを発揮して最終回に逆転し、勝負強さが光った。

 決勝は5回まで両チーム無得点の投手戦となったが、大分七瀬は6回表、先頭の浜田琉雅が右前打で口火を切り、1死二塁の好機を演出した。双子で兄の3番・琉聖が適時打で期待に応え、弟が生還。「浜田ツインズ」のコンビネーションで均衡を破った。

 その裏に2点を奪われてリードを許したものの、最終の7回に染矢の適時打で追いつき、続く中村が中前に運んで勝ち越した。さらに琉雅の適時打で1点を加えた。

 チーム一の俊足を誇る琉雅は、初戦から3試合全てで2安打をマーク。「逆方向への強いゴロの打球を意識したのが良かった。足を生かした内野安打も打てた」と満足げに振り返った。

大分七瀬ボーイズ
大分県支部予選を制した大分七瀬=提供写真=

衛藤、染矢、中村、白井らの成長で戦力底上げ

 新チームとなってから、最初に臨んだナガセケンコー旗大分大会は初戦でコールド負け。今大会もけがを抱えた主力選手がいて、万全の状態とは言えなかったが、ほかのメンバーの力で補った。

 清水監督は、決勝で先発した衛藤、最終回に適時打を放った染矢と中村、いろいろなポジションの守りに就いた白井らの名前を挙げて、「彼らが目の色を変えて頑張っていたのがすごく大きかった」とたたえた。前大会では、選手間の声掛けも十分にできていなかったが、今大会はピンチの時に励まし合う光景が目立ち、3戦全て2点差以内の接戦を制した。

 九州大会は、予選2位で出場した第31回以来9年ぶり。主将を務める琉聖は「もっと上へ行けるように、声掛けも徹底したい」と力を込めた。チャンスやピンチで集中力を一段と高め、全員で勝利を引き寄せるつもりだ。

※新聞紙面では選手名フルネ-ム表記、全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法

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