【ボーイズリーグ】福岡志免ボーイズ 延長10回死闘制して新チーム初優勝/福岡県南支部秋季大会(九州大会予選)
- 2024/11/6
- ボーイズリーグ記事
第40回福岡県南支部秋季大会/九州大会予選・中学(2024年10月5、12、14日・雁の巣硬式第一野球場ほか)
「第40回九州大会」(中学生の部)の支部予選が各地で行われた。代表3枠の福岡県南支部は、福岡志免ボーイズと九州古賀ボーイズが3年ぶり、二日市ボーイズが2年ぶりの出場を決めた。決勝では延長10回の末、福岡志免が4-3で九州古賀を破り優勝した。
▼中学生の部
決勝 福岡志免4-3九州古賀
(延長10回)
4番・捕手の神崎が好守&サヨナラ打
福岡志免は、九州古賀との決勝で延長10回に及ぶ死闘を制し、新チームで初Vを遂げた。攻守の要である神崎が、気迫あふれる守備と勝負強い打撃で勝利に導いた。
3―3で延長に入り、8回、9回でも決着がつかず、3イニング目の10回表へ。1死満塁のピンチで、2ストライクに追い込まれていた相手打者が意表を突く3バントスクイズを試みた。打球は前に転がらず、小飛球に。捕手の神崎は「絶対に捕る」と、飛び込んで必死に左手を伸ばした。打球がミットに収まると、すかさず三塁へ送球。三塁走者もアウトになり、最大の窮地を切り抜けた。
185センチの強打者・外山がサヨナラ演出
その裏、2死から3番の外山が安打で出塁し、続く打席には4番の神崎。「考えすぎると打てない。平常心で来た球を打つことだけを考えた」。2球目を逆方向の右翼線へ運び、一塁から外山が生還。劇的なサヨナラ勝ちで、終止符が打たれた。
好機を演出した外山は身長185センチ、体重80キロを誇る強打者で、この試合は3安打をマークした。「前の大会では『ガチガチになっている』と父から指摘されたので、リラックスして打つようにしたのが良かった」と満面の笑みを浮かべた。
久保隼が好リリーフで流れ呼んだ
5回途中から2番手で登板した左腕・久保隼の好投も光った。「厳しいコースへもいい感じでコントロールできた」と抜群の制球力を見せ、8回までパーフェクト投球。9、10回は安打を許しながらも踏ん張り、5回1/3無失点で流れを呼び込んだ。
近藤監督は「新チームは実戦経験が少なくて不安があったが、この優勝が自信となって、もっと成長してくれると思う」とうなずいた。 (弓削 大輔)
(2024/10/26紙面掲載)
※新聞紙面では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法>