【ボーイズリーグ】黄城・諫早合同が2戦連続2桁得点で圧勝 西九州支部勢として3連覇達成/九州大会(小学生の部)
- 2024/11/26
- ボーイズリーグ記事
第40回九州大会<小学生の部>(2024年11月3日、長崎日大高野球場)
「第40回九州大会」小学生の部は西九州支部と鹿児島県支部から出場した3チームによる総当たり戦で行われ、2勝を挙げた黄城ボーイズと諫早ボーイズ(いずれも西九州支部)の合同チームが優勝を飾った。準優勝は薩摩川内ボーイズ(鹿児島県支部)だった。
▼小学生の部
①黄城・諫早合同15-2薩摩南洲(4回コールド)
②薩摩川内11-10薩摩南洲
③黄城・諫早合同10-3薩摩川内(4回コールド)
3番・今村は3打席連続長打マーク
黄城・諫早合同は、1勝同士の対決となった薩摩川内との第3試合で、10―3(4回コールド)と圧勝した。一昨年と昨年は、黄城が単独で優勝を果たしており、西九州支部勢が3年連続で九州王者に輝いた。
打線は先発全員安打で15安打をマーク。中でも、3番の今村(黄城)は3打席連続の長打で4打点を稼いだ。初回と2回の2本の適時二塁打に続き、4回にはだめ押しとなる右越えソロを放った。158センチ、67キロという恵まれた体格で、打席ではバットを構える度に大きな声を出して気合を入れる。「声量で打球を飛ばしているようなもの。これからも続けていく」と、長打の要因を話した。
先発・平松は無四球でゲーム作る
十分な援護点をもらった先発の平松(諫早)は、無四球の安定した制球で3回を3失点に抑えた。ただ、自分では「100点満点で85点」とやや厳しめの点数をつけた。
山口監督(諫早)は「5点以上の点を取る力がある。打線が強力になった」と評し、その理由として、新加入した迫田と渡部の名前を挙げた。
迫田&渡部「試合がしたい」 県を越えて小学硬式野球続ける
迫田と渡部は、ともに自宅は福岡県中間市。今春まで所属していた北九州市のチームが部員不足で活動を終え、4月以降は試合出場の機会を失っていた。しかし、「試合に出たい」という思いが強く、県境を越えての入部を決意。9月から迫田は黄城、渡部は諫早でプレーする。
4番に座る迫田は168センチ、90キロの体格で、5番の渡部も、同世代の選手に比べて体が大きい。今村も含めて小学生離れした体つきの3人が中軸に並び、攻撃力は格段に増した。初戦の薩摩南洲戦でも、渡部が本塁打を含む2安打で4打点を記録し、チームは15得点で大勝。今大会は2戦連続2桁得点で、鹿児島勢を寄せ付けなかった。 (弓削 大輔)
(2024/11/15紙面掲載)
※新聞紙面では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法>