【ボーイズリーグ】県央宮崎ボーイズが新チーム&大会初優勝飾る 3投手力投し打線もしっかり機能/長崎傅記念大会
- 2024/12/9
- ボーイズリーグ記事
第12回長崎傳記念大会(2024年11月16、17日、福岡・福工大城東高野球場ほか)
「第12回長崎傳記念大会」は、九州各地から中学生の部16チームが出場して開かれた。決勝で県央宮崎ボーイズ(宮崎県支部)が熊本泗水ボーイズ(熊本県支部)を8―4で破り、初優勝を飾った。大会を主催した九州古賀ボーイズ(福岡県南支部)は、Bチームが8強に入った。
▼中学生の部
決勝 県央宮崎8-4熊本泗水
4回打者一巡猛攻で5得点
県央宮崎は、決勝で打線が中盤以降は着実に得点を重ね、投手陣は3人が踏ん張り、この大会での初V、そして新チームでの初栄冠を手にした。
3回に梶原の適時三塁打で1点を先制すると、続く4回には田邊の適時二塁打など打者一巡の猛攻で5点を追加し、リードを広げた。さらに5回と7回にそれぞれ効果的な1点を加え、終始有利に試合を運んだ。
先発した右腕の田邊が4回1失点でゲームメイク。思い切りよく直球を投げ込んで相手打者を仕留め、持ち味の制球力も光った。「流れを作ることができた」と胸を張った。続いてマウンドに上がった左腕の梶原は、右打者の内角を鋭く突き、2イニングを2失点にとどめた。
エース左腕・黒木悠之が制球安定
最終回はエース左腕の黒木悠之が1失点でしのぎ、逃げ切った。黒木悠之は先発した1回戦の筑後戦でも好投してチームに勢いをもたらした。「以前はコントロールが悪く、変化球が浮いていたので、リリースの位置を修正した。それから狙った所に決まるようになった」と振り返った。
試合中は、ベンチから絶えず声を出して仲間を鼓舞。チーム一丸となって戦う姿勢も優勝の大きな要因だった。落合監督は「選手たちが頑張ったので率直にうれしい」とナインをたたえた。 (紺藤 英二)
(2024/11/28紙面掲載)