【ボーイズリーグ】県央宮崎ボーイズが2年連続春切符ゲット 前週福岡遠征から続くハードな日程乗り越えた/春季全国大会宮崎県支部予選(中学生の部)
- 2024/12/10
- ボーイズリーグ記事
第55回春季全国大会【中学生の部】宮崎県支部予選(2024年11月10、23、24日・都城市営球場ほか)
「第55回春季全国大会」中学生の部の支部予選が各支部で行われている。宮崎県支部予選の決勝は、県央宮崎ボーイズが日豊ボーイズを15-0で下し、2年連続5度目の春切符をつかんだ。本戦は来年3月に東京都などで開催される。
▼中学生の部
決勝 県央宮崎15-0日豊
2週で7試合 勢いに乗って日豊撃破
県央宮崎が直前の長崎傅記念大会を制した勢いそのままに、2大会連続優勝を果たした。前の週に福岡で開催された長崎傅記念大会の初戦から今大会の決勝まで、全部で7試合というハードなスケジュールを乗り切り、全国切符を手に入れた。
決勝では、足を使った攻撃で得点を重ね、日豊を破った。初回に先頭の田邊が四球で出塁すると、すかさず二盗に成功。次打者の送りバントで三塁に進み、その後スクイズで先制のホームを踏んだ。3回には二塁打の黒木悠之が三盗を決め、犠飛で生還して優位に試合を進めた。
7回に打者17人猛攻12点追加
6回を終えて3―0。まだセーフティーリードとは言えない中で、7回に打者17人の猛攻で12点を奪い、勝利を決定づけた。打順5番の芥田は、この回だけで2安打5打点を記録した。
投手陣は、先発の田邊が6回無失点に抑え、7回も梶原が得点を与えず、鮮やかな完封リレーで優勝に花を添えた。
先発田邊6回零封 MVP選出
投打で力を発揮し、最優秀選手賞(MVP)を獲得した田邊は「(マウンドでは)しっかり試合を作っていこうと考え、変化球で厳しいコースを狙った」と胸を張り、「憧れの大谷翔平選手と同様にMVPが取れたのでなおうれしい」と笑みを浮かべた。
落合監督は「試合を作ってくれた」と投手陣の踏ん張りを勝因に挙げた。今秋の九州大会予選決勝で日豊に惜敗していたが、「ミスさえしなければ勝てる」と考えて采配をふるった。
春季全国大会に前回出場した際は、ベスト16まで勝ち進んだ。冬場にしっかりと体作りに励み、夏も含めて全国大会で最高成績となる8強以上を狙う。 (紺藤 英二)
(2024/11/30紙面掲載)
※新聞紙面では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法>