【ボーイズリーグ】熊本泗水ボーイズが打ち勝って支部予選連覇 攻撃力発揮して2年連続春/春季全国大会熊本県支部予選(中学生の部)
- 2024/12/17
- ボーイズリーグ記事
第55回春季全国大会【中学生の部】熊本県支部予選(2024年11月24、30日・山鹿市民球場ほか)
「第55回春季全国大会」中学生の部の支部予選が各支部で行われている。熊本県支部予選の決勝は、熊本泗水ボーイズが熊本中央ボーイズに14-6(5回コールド)と打ち勝ち、2年連続3度目の春切符をつかんだ。本戦は来年3月に東京都などで開催される。
▼中学生の部
決勝 熊本泗水14-6熊本中央
(5回コールド)
中島主将が口火 打者11人で6点の先制パンチ
熊本泗水の選手たちは、14―6の5回コールドで熊本中央に打ち勝って優勝が決まると、一斉にマウンドへ集まり、歓喜の輪を作った。火の国大会、長崎傅記念大会といずれも準優勝に終わっていたが、新チーム3度目の決勝進出で初めての栄冠とともに、2年連続で春の全国切符をつかんだ。
初回、いきなり打線が打者11人で6点を奪う猛攻。先頭の中島は右前安打で口火を切ると、2死満塁で再び打席が回り、右翼線への2点二塁打を放った。中島は「自分が出たら点が入ると思っていた。いい形で勢いをつけられた」と満面の笑み。
2点差迫られるも突き放す
打線の勢いは続き、2回に濱崎大、荒木の2者連続二塁打などで2点を追加。その後、2点差に詰め寄られたものの、3、4回に3点ずつ加えて再び突き放した。3回に2死満塁から中越えの三塁打をマークした5番の頼本は「今までで一番のフルスイングをした。走者を全員返せてよかった」と誇らしげに語った。
松崎監督は「平日も含め、短期間でしっかり走り込みと打ち込みをしてきた」と強調。打撃強化の成果が実り、納得の表情を浮かべた。
準決勝で矢取が完封 決勝で投手起用の幅広がる
投手力に課題があったものの、準決勝の熊本宇城戦では、矢取が7イニングを66球で完封。指揮官は「準決勝を1人で投げ抜いてくれたので、決勝では他の投手を次々に投げさせることができた」と、矢取の快投をたたえた。本人も「直球が良く、コントロールも最高だった。今までで一番の投球」と笑顔がはじけた。
3月の春季全国大会は初戦で姿を消した。全国で勝ち上がっていくには、さらなるレベルアップが求められる。指揮官は「投手を育てないといけない。走り込みで鍛えたい」。来春に備えてチームの底上げを図る。 (弓削 大輔)
(2024/12/7紙面掲載)
※新聞紙面では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法>