【ボーイズリーグ】九州王者・八幡南ボーイズが20点差の圧勝劇で2年ぶり春 日本一目指しさらなる強化図る/春季全国大会北九州支部予選(中学生の部)
- 2024/12/18
- ボーイズリーグ記事
第55回春季全国大会【中学生の部】北九州支部予選(2024年11月23、24日、12月2日・本城球場ほか)
「第55回春季全国大会」中学生の部の支部予選が各支部で行われている。北九州支部予選の決勝は、八幡南ボーイズが山口下関ボーイズを20-0(4回コールド)と投打で圧倒し、2年ぶり8度目の春切符をつかんだ。本戦は来年3月に東京都などで開催される。
▼中学生の部
決勝 八幡南20-0山口下関
(4回コールド)
「全発全員得点」切れ目ない打線本領発揮
今秋の九州大会覇者・八幡南が投打に圧倒的な強さを見せた。山口下関との決勝では、持ち味の「切れ目のない打線」が力を発揮。13安打に加えて9四死球で出塁し、スタメン出場の全9人が本塁に生還する「先発全員得点」で20点を挙げ、投手陣も無失点に抑えて4回コールドで大勝した。
初回に1番・吉永の右前安打を足がかりに1死一、三塁と好機を作り、4番・井土が右越えのランニング本塁打を放ち、3点を先制した。続く2回にも3点を加えて主導権をにぎった。
3回2死から14人連続出塁
そして3回。春田の適時三塁打などで2点を追加した後も、2死走者なしから14人が安打と四球などで次々と塁に出て、たたみかけた。この回だけで打者19人で計14点を奪う猛攻。一気に試合を決定づけた。大量リードにも、先発の春田と2番手の吉永は気を緩めず、得点を許さなかった。
3ランを含む3安打8打点と、勢いが止まらなかった井土は「圧勝できてうれしい。走者を返そうと、打席では初球から狙った」と胸を張った。
全国出場逃した先輩の分まで
徳野監督は試合後、「大量得点でも、最後まで心配だった」とホッとした表情を浮かべた。昨年は春夏ともに全国切符をつかめず、当時の選手たちが号泣している姿が目に焼き付いていたからだ。昨年の雪辱を果たした井土は、「日本一を目指す」と決意を新たにしていた。 (紺藤 英二)
(2024/12/7紙面掲載)
※新聞紙面では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および準決勝~決勝のバッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載(1回戦の記録は11/30に掲載) <バックナンバ-お買い求め方法>