【ボーイズリーグ】津久見ボーイズが創部10年で初の決勝進出&初優勝&全国切符の快挙達成/春季全国大会大分県支部予選(中学生の部)
- 2024/12/30
- ボーイズリーグ記事
第55回春季全国大会【中学生の部】大分県支部予選(2024年12月1、7、8日・上浦野球場ほか)
「第55回春季全国大会」中学生の部の支部予選が各支部で行われている。大分県支部予選の決勝は、津久見ボーイズが湯布院ボーイズを10-2(6回コールド)で破り、春夏通じて初めての全国大会出場を決めた。本戦は来年3月に東京都などで開催される。
▼中学生の部
決勝 津久見ボーイズ10-2湯布院ボーイズ
(6回コールド)
準決勝逆転サヨナラ勝ち 余勢駆り初回一気
創部から10年間、大会で決勝は未経験だった津久見が、初めて大一番に挑み、湯布院に10―2(6回コールド)と快勝した。初Vを飾るとともに、全国大会初出場を決めた。
今大会はチームの勢いが違った。準決勝の玖珠戦では、7回に2点差をひっくり返して逆転サヨナラ勝ち。最高のムードで臨んだ決勝も、余勢を駆って初回から攻め立てた。先頭の平山が二塁打で口火を切り、敵失も絡んで無死二、三塁の好機を作ると、打席には3番の石田。準決勝でサヨナラ打を記録したヒーローが、中前へ先制の2点適時打を放ち、「勢いに乗って打てた。この大会は狙い球を直球に絞ったことで、結果を出せた」と胸を張った。
先発・石田が6回2失点 打っても準決、決勝で計6安打6打点
石田は決勝で先発のマウンドも託され、「初回は制球が定まらなかったが、2回からは打たせて取ることができた」と、6回2失点で大役を果たした。準決勝で4安打、決勝で2安打、両試合で計6打点をマーク。投打にわたって引っ張り、優勝へ導いた。
4年前に部員4人で再出発 苦難乗り越えた
津久見は2015年に大分南西ボーイズとして創部したが、思うように選手が集まらず、成績が低迷。休部寸前まで追い込まれた時期もあったが、乗り越えて20年に津久見ボーイズとして選手4人で再出発。その後は地道な活動が実り、選手も増加し、現在は1、2年生で計19人を数える。日々の練習で力をつけ、今大会で一気に階段を駆け上がった。小山監督は「4年前に選手だった4人の存在があったから今がある」と感慨深げに語った。
急躍進を遂げたが、伸びしろはまだ十分にある。指揮官は「春の全国大会のことばかりを考えないようにする。普段の練習の中で強くしていきたい」と力を込めた。石田も「課題はたくさんある。努力してレベルアップしたい」と気を引き締めた。
(2024/12/21紙面掲載)
※新聞紙面では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法>