【ボーイズリーグ】福岡 投打かみ合い大会初&現チーム初V/九州さわやか大会
- 2022/4/9
- ボーイズリーグ記事
第19回九州さわやか大会(2022年3月5、6、12日・大分県佐伯中央病院スタジアムほか)
九州各地から中学生の部32チームが出場。決勝は福岡ボーイズ(福岡南)が黄城ボーイズ(西九州)を7-0の5回コールドで破り大会初優勝を飾った。地元大分勢では湯布院ボーイズと別府ボーイズが4強入りと健闘を見せた。
▼決勝
黄 城(西九州)000 00=0
福 岡(福岡南)115 0X=7
(5回コールド)
青木-山田で5回0封
投打がガチッとかみ合った福岡が大会初、そして現チームにとっても待望の初優勝を飾った。
先発左腕の青木は「真っすぐが狙っていたコースに行っていた」と走者を出しながらも3回無失点とゲームメイク。4回以降はエース右腕の山田主将が要所を締めて2イニングをゼロに抑えた。
打線もしっかり援護した。初回に川崎の犠飛で先制。2回に1点を加えると、3回は山本、山田、藤崎の3者連続適時打などで5点を追加した。
筑後撃破が転機 打順組み替えも奏功
これまで今ひとつ波に乗れなかったチームにとって、転機となったのは3回戦の筑後戦。春季全国大会予選で敗れた同支部のライバルに6-1と雪辱を果たした。この試合で先発した青木は「この2年くらい負け続けている相手。どうしても1勝したかった」と3回⅔を1安打無失点。自信をつけたことで準決勝や決勝の好投につながった。
また打順の組み替えも吉と出た。4番の藤原がけがから復帰し、3番だった山田を3回戦から1番に変更した。9番の山本や準決勝が初スタメンだった木庭ら下位がつなぎ、上位で返して得点。準決勝で3安打を放った山本は「緩急ある投手だったのでカーブより真っすぐを狙っていた」と喜んだ。
矢野監督は「青木が筑後戦で(いい球を)放ってくれたのと、藤原の復活が大きかった」とうなずいた。
1番に入った3回戦以降、3戦で計8安打を放った山田主将は「みんながつないでくれたので返したかった」と笑顔。そして、「もっと上を目指し、足りないところは克服して全員でレベルアップしていきたい」と決意を新たにした。 (弓削 大輔)
(2022/4/2紙面掲載)
※新聞紙面(4/2)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法>