【ボーイズリーグ】八幡南 再出発の優勝 コールド圧倒で4年ぶり本戦/九州選抜北九州予選

第18回九州選抜大会【中学生の部】北九州支部予選(2022年4月2、3、9日・本城球場ほか)

 ミズノ旗争奪第18回九州選抜大会予選(中学生の部)が各支部で行われ、23、24日に福岡市東区の雁の巣硬式第一野球場などで開かれる本戦への出場チームが決まった。北九州支部予選決勝は八幡南ボーイズが八幡東ボーイズを10-0の6回コールドで破り、4年ぶり4度目の本戦出場を決めた。準優勝の八幡東は創部以来初の決勝進出で本戦は初出場。

決勝で5回無失点と好投した八幡南の田中

▼決勝
八幡南 111 115=10
八幡東 000 000=0
(6回コールド)

先発・田中 5回2安打無失点

 さあ再出発だ。八幡南が10-0の6回コールドで八幡東を下して優勝。春季全国大会では初戦で敗れたが、チーム力を強化して攻守に実力を発揮した。

 決勝で先発の田中は5回を2安打無失点に抑えた。6三振を奪い、「真っすぐとスライダーが良かった。捕手(長谷川)の構えたところへ思い切り投げられた」と振り返った。

 野手も無失策で支えた。松尾、小辻の二遊間に加え、これまで控えに回ることもあった但馬主将が三塁でスタメン入り。「守備でチームに貢献できるように」と意気込み、ライナー性の打球を好捕するなど動きが光った。

 5回までは相手守備の乱れをつくなどして毎回1点ずつを挙げた。6回には花元の二塁打をきっかけに打線がつながり、「コールドで決めたかった」と言う長谷川の2点適時三塁打などで5点を入れて決着をつけた。

決勝の6回に2点三塁打を放った八幡南の長谷川

5投手好投で2回戦以降17回1失点

 先を見据えた選手起用で結果も残した。徳野監督は「3、4番手の投手を充実させるため」として、大会を通してエースの管を温存し、田中、加藤、塚本に2年生の柴田、内木場の5人を登板させた。タイブレーク(1死満塁)にもつれ込んだ初戦こそ5失点だったが、2回戦以降は3試合の計17回を1失点でしのいだ。

 優勝を決め、但馬主将は「日本一をとれるように、夏に向けてもう一度チーム全員でやっていきたい」と決意を示した。チーム一丸となり、まずは九州選抜大会で頂点を目指す。 (弓削 大輔)

(2022/4/15紙面掲載)

※新聞紙面(4/15)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法

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