【ボーイズリーグ】須恵 12年ぶりの準決勝進出 抽選勝ちで本戦切符もゲット/九州選抜福岡南予選
- 2022/5/1
- ボーイズリーグ記事
第18回九州選抜大会【中学生の部】福岡県南支部予選(2022年4月2、9、10日・西畑運動公園野球場ほか)
ミズノ旗争奪第18回九州選抜大会予選(中学生の部)が各支部で行われた。福岡県南支部予選は優勝の福岡ボーイズ、準優勝の九州古賀ボーイズと抽選で第3代表となった須恵ボーイズの3チームが出場。特に須恵は準決勝に勝ち上がること自体が12年ぶり。本戦出場は12年ぶり3度目。
▼準決勝
福 岡 000 121 1=5
須 恵 003 000 0=3
1番・川崎4安打&軽快守備
須恵は準決勝で福岡に3-5で敗れたが、12年ぶりの4強入りを果たした。同じく4強の糸島と福岡県南支部第3代表の座を懸けて抽選を行い、3度目の本戦出場を決めた。
準決勝では、3回2死から川崎の三塁打の後、宗、安川が続き、三根が2点三塁打を放ち、この回に3点を先取。しかし、その後は相手投手を打ちあぐね、6回に逆転を許した。
輝きを放ったのは1番の川崎だ。左右に打ち分けて4安打を記録し、「逆方向に打ち返すのが得意だけど、狙い過ぎず自然な感じで打てた」と満足げ。また遊撃の守備でも2回と4回に3者連続で補殺を決めるなど軽快な動きを見せた。
投手陣も粘投した。先発右腕の菊武主将は「序盤はいいテンポで投げられた」とゲームメイク。中盤以降はピンチの連続だったが河野、下橋が大量点を許さなかった。
近年初戦敗退続きも「声では勝とう」
創部41年の古豪だが、部員不足もあって低迷し、21チームが所属する福岡県南支部で近年は初戦敗退を重ねた。それでも「高校入学を控えた最上級生が雑用をする」というチーム方針は変えず、地道に活動を続けてきた。
ナインは意欲的で、早朝から練習することも。林監督は「みんながよく練習している。3年生が率先し、下級生も付いてくるようになった」と話す。「負けていても声では勝とう」と言う菊武主将を中心に明るい雰囲気で試合に臨み、長いトンネルから抜け出した。
須恵の4強入りは2010年の「選手権大会予選」以来だった。
(2022/4/21紙面掲載)
※新聞紙面(4/21)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法>