【ボーイズリーグ】宗像 3戦連続コールドで決めた九州一番乗りの夏切符/選手権大会福岡県北支部予選

第53回選手権大会【中学生の部】福岡県北支部予選(2022年6月4、11、12日・穂波野球場ほか)

10年ぶり2度目

 夏の日本一を決める「第53回選手権大会」(8月2~7日・大阪シティ信用金庫スタジアムほか)の「中学生の部」支部予選が各地で行われている。福岡県北支部の決勝は宗像ボーイズが鷹羽ボーイズに13-6の5回コールドで打ち勝ち、10年ぶり2度目の本戦出場を決めた。

歓喜に沸く宗像ナイン

▼決勝
宗 像 501 25=13
鷹 羽 400 20=6
(5回コールド)

山田4打点! 普段は三塁コーチの主将がバットで躍動

 宗像ナインはコールドゲームで優勝を決めるととびきりの笑顔を見せ、歓喜の輪をつくった。鷹羽との決勝は長打攻勢で13得点。初戦の2回戦、準決勝から3試合連続のコールド勝ちを収め、九州地区一番乗りで全国切符を手に入れた。

 山田主将が躍動した。4回2死一、三塁で代打出場すると、左中間を破る2点三塁打を放ち、「主将の仕事としてつなぐことだけを考えた」と話した。さらに5回にも2死一、三塁で左越えに三塁打を放ち、勝利に貢献した。

 普段は三塁コーチを務めている。これまで打撃で目立った活躍はなかったが、準決勝で自身初の長打を放つと、決勝ではチーム最多の4打点を挙げた。

決勝の5回、2点三塁打を放ち喜ぶ宗像・山田主将

初回綱脇の3点三塁打で勢い

 綱脇も打撃が光った一人。決勝の初回、1死満塁で走者一掃の三塁打を放ち、「ここで決めないと士気が下がる。単打を狙ったら大きい当たりになってくれた」と喜んだ。

決勝の1回、3点三塁打を放った宗像・綱脇

けがのエースを「全国で投げさせたい」

 チームは昨秋、九州大会で準優勝したが、エース・永嶋のけがもあって戦力がダウン。選手たちは今大会に間に合わなかったエースを「全国の舞台で投げさせたい」と結束した。

 大坪監督はチームを立て直すため、大会2週前から「嫌われ役に徹した」と、あえて選手を突き放した。それも奮起につながり、初戦で京築を下して勢いに乗ったナインについて、「今回は気持ちが違った」とたたえた。

 春季全国大会に出場した2019年以来となる全国の舞台。ここでも強敵が待ち受けるが、予選同様に強い気持ちで全国での初勝利をつかみ取る。(弓削 大輔)

(2022/6/17紙面掲載)

※新聞紙面(6/17)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および準決勝~決勝のバッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載(1回戦以の記録は6/10掲載) <バックナンバ-お買い求め方法

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