【ボーイズリーグ】八幡南 春夏連続V つなぐ攻撃貫いた/選手権大会北九州支部予選

第53回選手権大会【中学生の部】北九州支部予選(2022年6月11、18日・本城球場ほか)

2年ぶり5度目

 夏の日本一を決める「第53回選手権大会」(8月2~7日・大阪シティ信用金庫スタジアムほか)の「中学生の部」出場チームが次々と決まっている。北九州支部予選の決勝は八幡南ボーイズが小倉ボーイズを5-1で破り、2年ぶり5度目の本戦出場を決めた。

春夏連続優勝を飾り、歓喜に沸く八幡南ナイン

▼決勝
八幡南 101 300 0=5
小 倉 000 000 1=1

バントやスクイズ精度光った

 八幡南は小技でつなぐ攻撃を貫き、春夏連続で全国切符をつかんだ。監督代行の古賀コーチは「爆発力がない分、つないでいく」。バントの精度の高さが光る一戦だった。

 象徴的だったのは2点リードで迎えた4回だ。下位からの攻撃だったが、単打とバントなどで好機を広げ、1死二、三塁から9番・小辻がスクイズを決めた。さらに2番・福田が「流れを切らさないように」と中前に運ぶなどして2点を奪い、試合を優位に展開した。

2、4回にバントを決めた小辻

三塁手・山本ら守備も堅実

 守りも堅く、失策はゼロ。特に三塁手・山本が軽快な動きを見せた。4回には1死一、二塁の場面で三塁ゴロを好捕し、二塁走者を三塁封殺。素早く一塁へ送球し、併殺でピンチを切り抜けた。「打撃よりも守備の方が得意。体を使って打球を止めることができた」と胸を張った。

堅守が光った山本(右)

合言葉は「願えば叶う」

 今春の全国大会は「21年春の8強」以上を目指したが、初戦で敗れた。ナインには「夏こそは」との思いが強く、春休みも休み返上。選手たちは夏の予選に向けて「願えば叶(かな)う」を合言葉に結束を強め、チームプレーに徹した。

 ナインの“願い”は「日本一」の栄冠だ。春季全国大会1回戦では2回で降板したエース右腕・管は「春のリベンジをしたい。長いイニングを投げられるように頑張りたい」と意気込んでいた。 (弓削 大輔)

(2022/6/25紙面掲載)

※新聞紙面(6/25)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および準決勝~決勝のバッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載(2回戦の記録は6/17掲載) <バックナンバ-お買い求め方法

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