【ボーイズリーグ】福岡福津 今年未勝利のチームが「見返した」大躍進の準V/選手権大会福岡県南支部予選
- 2022/7/10
- ボーイズリーグ記事
第53回選手権大会【中学生の部】福岡県南支部予選(2022年6月12、18、19日・西畑運動公園野球場ほかほか)
▼準決勝
福岡福津100 100 606=14
篠 栗 201 050 003=11
(延長9回タイブレーク)
準決勝は最終回2死から同点
福岡福津は篠栗との準決勝で劇的な勝利を収め、決勝へ勝ち上がった。
2-8で迎えた7回表に1点を返したものの、それでもまだ5点差で2死。あと一つアウトを取られれば試合終了の場面から敵失などで2点を加えて3点差。なおも満塁で打席に立った永嶋が「次に回すことだけ考えた」と集中し、3点二塁打を放って追いついた。
その後の7回裏と延長8回の守備では、中堅手の山下が長打性の当たりを好捕。流れを呼び込むと、タイブレーク(1死満塁)の延長9回に藤田の2点適時打などで6点を入れて試合を決めた。
鐘井監督「優勝より価値ある」
鐘井監督は試合後、「最終回の2死からよく追いついた。優勝より価値がある」とたたえ、選手たちは涙を流して喜んだ。
今年、未勝利だったチームは今大会だけで4勝と健闘した。「ずっと負けていたので周りを見返そうと思った」と言う洲崎主将を中心に結束。一塁コーチとして大きな声を出し続けた篠崎ら、元気のいい1年生の存在も大きかった。(弓削 大輔)
(2022/7/2紙面掲載)
※新聞紙面(7/2)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および2回戦~決勝のバッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載(1回戦の記録は6/17掲載) <バックナンバ-お買い求め方法>