【ボーイズリーグ】佐賀玄海 全国へ「繋」いだ チームプレーでつかんだ夏切符/選手権大会西九州支部予選
- 2022/7/13
- ボーイズリーグ記事
第53回選手権大会【中学生の部】西九州支部予選(2022年6月18、19、26日、長崎・ビッグNスタジアムほか)
4年ぶり2度目
夏の日本一を決める「第53回選手権大会」(8月2~7日・大阪シティ信用金庫スタジアムほか)の「中学生の部」西九州支部予選の決勝は佐賀玄海ボーイズが西松ボーイズを7-4で破り、4年ぶり2度目の本戦出場を決めた。
▼決勝
佐賀玄海000 204 1=7
西 松 010 011 1=4
犠打と犠飛で逆転 単打とバントで好機作り追加点
「繋(つなぐ)」。佐賀玄海ナインはユニホームの後ろ首部分に刺しゅうされたその一文字を胸に刻み、チームプレーに徹して全国切符を手に入れた。
西松との決勝は安打数が相手を下回ったものの、安打が出たイニングは全て得点に結びつけた。4回は内野安打と敵失で好機を作り、犠打と犠飛で2点。6回には単打とバントで好機を広げて松下の適時打などで4点を追加。7回にもだめ押しの1点を加えた。
先村-丸尾力投
投手陣も奮闘し、先村主将と丸尾の継投で西松の強力打線を4点に抑えた。5回1/3を3失点だった丸尾は「コースに投げ分けられた」と話した。
明るく、元気のいいチームで、特に二塁手の松下が目立った。「声出しは誰にも負けない」という元気者は、アウトを取るたびに雄たけびを上げて仲間を鼓舞。けがで昨年8月から今年4月まで試合に出られなかったが「迷惑をかけたのでその分も取り返したかった」と、6回に適時打を放ち優勝に貢献した。
小さくても根性ある
チームは1年間、苦戦を強いられたが、ここで優勝を果たし、先村主将は「自分たちの野球ができ、3年生の集大成を見せられた」と誇らしげ。松尾監督は「みんながいいところで仕事をした。体は小さいけど根性があり、『負けてたまるか』という気持ちが強かった」とナインをたたえた。 (弓削 大輔)
(2022/7/2紙面掲載)
※新聞紙面(7/2)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法>