【ボーイズリーグ】鹿児島出水 逆転サヨナラで“初”の春夏連続全国/選手権大会鹿児島県支部予選
- 2022/7/16
- ボーイズリーグ記事
第53回選手権大会【中学生の部】鹿児島県支部(2022年6月26日、7月2日・ブルーチップスタジアムほか)
夏の日本一を決める「第53回選手権大会」(8月2~7日・大阪シティ信用金庫スタジアムほか)の「中学生の部」九州ブロック出場チームが出そろった。鹿児島県支部予選の決勝は鹿児島出水ボーイズが薩摩南海ボーイズに逆転サヨナラの3-2で破り、5年ぶり6度目の本戦出場を決めた。
▼決勝
薩摩南海 010 010 0=2
鹿児島出水000 000 X=3
竹山気迫の安打でナインに闘志 小山サヨナラ打
鹿児島出水が逆転サヨナラで薩摩南海を破り、春夏連続で全国大会に名乗りを上げた。
劇的勝利を呼び込んだのは2年生の執念だった。2点を追う最終の7回、1死から竹山が中前安打で好機を作ったが、足をつってしまい、代走を送られた。猛暑の中、投手を含む3つのポジションをこなし、ギリギリまでプレーを続けた代償で、その姿がナインの闘志に火を付けた。
続く主将の坂口が四球を選んで1死一、二塁。この場面で、前の2打席で申告敬遠されていた岡田が右中間に運んで1点差。暴投の間に二塁から坂口が激走して生還し、同点に追いつくと、2年生の小山が左前に決勝の適時打を放った。
GW後走り込み専念 体力強化実る
チームは5月の連休明けから冬場並みに走り込みをして、スタミナ強化に専念した。体力アップの成果が最終回の粘りにもつながり、城須監督は「全員で勝ちに行くという気迫が感じられた。体力的、精神的にも強くなっている」とナインをたたえた。
全国大会出場は通算11度目。2011年も春季全国大会の出場権を得たが、東日本大震災の影響で中止となったため、春夏連続出場は初めてだ。
「初戦で敗退した今春のリベンジという思いは強い」と指揮官。今度こそ、初白星をつかんでみせる。
(2022/7/9紙面掲載)
※新聞紙面(7/9)では選手名フルネ-ム表記、全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法>