【ボーイズリーグ】福岡 勢い止まらん!選手権とのダブル出場決めた/ジャイアンツカップ九州A地区代表決定戦

ジャイアンツカップ九州A地区(福岡)代表決定戦(2022年7月2-3日・雁の巣硬式第一野球場ほか)

 リーグの枠を超えて競う「第16回全日本中学野球選手権大会ジャイアンツカップ」は、九州A地区(福岡)の最終予選が行われ、決勝で福岡ボーイズが九州古賀ボーイズを破って優勝し、この2チームが本戦出場を決めた。全国の地区予選を勝ち上がった代表32チームが出場して日本一を決める大会。九州は全4地区で、5リーグのうちボーイズリーグからはD地区(沖縄)の浦添ボーイズも出場を決めている。本戦は8月15~20日、東京ドームなどで行われる。

優勝を飾り歓喜に沸く福岡ナイン

▼準決勝(代表決定戦)
福岡ボーイズ   002 030 0=5
球道ベースボールク001 000 0=1

上野 他リーグ強豪相手にマルチ安打連発

 福岡の勢いが止まらない。6月に夏の全国大会「第53回選手権大会」の福岡県南支部予選を制しており、2大会連続で全国出場を決めた。

 1回戦でポニーリーグの筑後リバーズ、次の準決勝でフレッシュリーグの球道ベースボールクラブを撃破。決勝では、同じボーイズリーグ県南支部の九州古賀を退けた。

 クリーンアップを担う上野は1回戦、準決勝の2試合とも先制打を放った。本来は3番だが、1回戦は4番で出場。初回に無死満塁から、2回にも好機で適時打を放ち、2安打2打点の活躍を見せた。代表決定戦となった準決勝では3番に戻り、3回に適時三塁打を放った。

打撃で貢献した上野

1回戦4番起用で好結果

 選手権大会予選では調子が上がらず、上野は「納得いく打撃ができなかった」と反省。その分、ジャイアンツ杯にかける思いは強く、「この試合のためにやってきたので(いいところで)打てて良かった」と喜んだ。

 矢野監督は1回戦での上野の打順について「本当は3番で使うつもりだったのに、私のミス。練習試合で一度、4番にしたのが頭に残っていて……」と打ち明けた。予定とは異なる打順での起用だったが、勢いに乗るチームにはそんな事態も関係なく、好結果を呼び込んだ。

藤原、山田らも勝利に貢献

 上野のほか、準決勝で2安打2打点の藤原や、先発で5回1/3を1失点の山田主将ら、主力がきっちりと成果を出した。

 ジャイアンツ杯は昨年も予選で優勝したが、本戦がコロナ禍で中止となったため、6年ぶり2度目の出場となる。6年前の2016年は今年と同じように選手権大会の本戦にも出場している。

 「新チーム結成当初は、歴代のチームに比べてレベルが低かったのに、よくここまで成長した」と矢野監督。本戦では準優勝した16年以来の躍進に期待がかかる。 (弓削 大輔)

(2022/7/16紙面掲載)

※新聞紙面(7/16)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法

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