【ボーイズリーグ】八幡南 延長制して2年ぶりV 全国へ勢いつけた/ダイワハウス杯北九州大会(中学生の部)
- 2022/8/1
- ボーイズリーグ記事
ダイワハウス杯第4回北九州大会【中学生の部】(2022年7月16-18日、福岡・桃園球場ほか)
九州各地や広島から中学生の部32、小学生の部6チームが出場して熱戦を繰り広げた。北九州支部同士の対戦となった中学決勝は八幡南ボーイズが延長戦の末に小倉ボーイズを5-1で破り、2年ぶり2度目の優勝を飾った。小学決勝は広島安佐ボーイズ(広島)が9-2の5回コールドで諫早ボーイズ(西九州)を破り、初優勝となった。
▼中学決勝
八幡南(北九州)000 100 04=5
小 倉(北九州)000 001 00=1
(延長8回)
長谷川好リード 後輩投手支える
八幡南は全5試合で計8失点と堅い守りで優勝を引き寄せた。捕手の長谷川が好リードで投手陣を引っ張り、小倉との決勝では4人の継投を実らせて最少失点に抑えた。
長谷川は判断の良さも光った。決勝で1点を先制した直後の4回の守備。1死三塁の場面で打つ構えを見せる相手打者がスクイズに切り替えると察知し、マウンドの梶原に高めの球を要求。バントを空振りさせ、走者を三本間に挟んでアウトを取った。
スクイズを決められたら流れが変わりかねない場面だっただけに、価値のあるプレーとなった。
また、今大会は梶原、柴田、内木場と2年生の登板が多かったが、「打たれたらリードした自分の責任。思い切り投げろ」と伝え、後輩が投げやすいムード作りにも努めた。
葉山3安打 松尾攻守に活躍
野手では2年生の5番・葉山や、二塁手の松尾らが決勝で活躍した。
葉山は先制打を含む3安打を放ち、「力まずに振り抜くことをテーマにした」と話した。松尾は深い飛球を好捕するなど守備で貢献したほか、延長8回には先頭で中前安打で好機をつくり、「絶対負けないという気持ちで打席に入れた」と胸を張った。
延長戦を制した決勝のほか、3回戦の西松戦でも4-3と僅差のゲームをものにした。夏の全国大会「選手権大会」への出場を決めているチームは粘り強さが増し、今回の優勝でさらに勢いがついた。 (弓削 大輔)
(2022/7/22紙面掲載)
※新聞紙面(7/22)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法>