【ボーイズリーグ】伊万里 コロナ禍乗り越え3年生卒部間近に価値あるV/鹿児島大会
- 2022/8/8
- ボーイズリーグ記事
第48回鹿児島大会(2022年7月17-18日、伊集院総合運動公園野球場ほか)
鹿児島県など九州各地の5支部から中学生の部11チームが出場して熱戦を繰り広げ、決勝で伊万里ボーイズ(西九州)が熊本宇城ボーイズ(熊本)を5-1で破り初優勝を飾った。
▼中学決勝
伊万里(西九州)011 020 1=5
熊本宇城(熊本)000 010 0=1
藤森-有山 最少失点リレー
伊万里は決勝で藤森と有山の継投で、熊本宇城を最少失点に抑えて初優勝を飾った。
先発右腕の藤森は4回を3安打無失点に抑え、「真っすぐとスライダーが良く、捕手(畑元大)の要求通りに投げられた」と話した。自己採点は「95点」と納得の投球を見せた。2番手左腕の有山は交代直後の5回に1点を返されたものの、その後は踏ん張って6、7回は無失点だった。
打線は2回に富永の適時打で1点を先制し、3回に1点、5回にも2点を追加。7回には「1、2回戦で1安打しか打てなかったし、4番として一本欲しかった」という大坪が三塁打を放ち、敵失の間に生還してだめ押しした。
1か月活動停止状態で急降下も
コロナ禍を乗り越えての優勝だった。2月の九州選抜大会予選を制して勢いに乗ると思われたチームは、新型コロナウイルスの感染者が出るなどして約1か月間、活動を停止した。
それを境に選手のコンディション、ムードともに急降下した。「(チームの状態が)一番、上がってきた時期だったのに、落ちてしまった…」と原監督。3月下旬から全体練習を再開できたものの、ジャイアンツ杯と選手権大会の支部予選は波に乗り切れず、上位に残れなかった。
それでも地道に練習を続け、3年生の卒部直前に獲得した価値ある金メダル。指揮官は「最後に上がってきて良かった」と満足の様子だった。 (弓削 大輔)
(2022/7/30紙面掲載)
※新聞紙面(7/30)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法>