【ボーイズリーグ】熊本中央 サヨナラでつかんだ悲願の全国初白星/選手権大会(中学生の部)
- 2022/8/27
- ボーイズリーグ記事
リポビタンカップ第53回選手権大会(2022年8月2-7日・大阪シティ信用金庫スタジアムほか)
全国の予選を勝ち抜いた中学生の部48、小学生の部16チームが日本一をかけて激闘を繰り広げた。九州ブロックは中学9、小学1の計10チームが出場し、中学で熊本中央ボーイズ(熊本)が全国大会初勝利を飾った。九州勢最上位は16強のうるま東ボーイズ(沖縄)。優勝は中学が湘南ボーイズ(神奈川)、小学が東京世田谷ボーイズ(東京西)だった。
▼中学生の部1回戦
岡 山(岡山) 200 100 0=3
熊本中央(熊本)101 100 1X=4
緒方殊勲の一打にガッツポーズ
熊本中央は1回戦の岡山戦をサヨナラで制して待望の全国初白星を手にした。
3-3で迎えた7回。吉田の内野安打などで好機を作り、2死満塁とした。この試合で2安打していた1番・緒方は、2ボールからの3球目を中前にはじき返すと、右手を挙げてガッツポーズ。ナインは歓喜に沸いた。
この試合は1回表に2点を先取されたが、直後に1点を返し、3回に小山の適時打で同点。4回表に再びリードを許したものの、その裏に追いつくなど粘りが光った。主将の小山は「体調不良で来られなかった2人の分も勝とうと思った」と話した。
2回戦も強豪・明石と好勝負
九州大会と九州選抜大会でそれぞれ優勝1回、準優勝2回の実績を誇るチームだが、全国大会では勝利に縁がなかった。大津監督は「いつかは勝てる」と言いつつも、昨夏は1点差で敗れるなど歯がゆい思いを続けていた。
コロナ禍で中止だった20年の春夏を含めると通算7度目の全国で悲願の1勝をつかみ、「皆さんが協力してくれたおかげ」と周囲への感謝を口にした。
2回戦は全国区の強豪・明石に0-2と好勝負を展開。指揮官は「安打数(7安打)は変わらなかったし、よくここまで頑張った」とナインをねぎらった。(弓削 大輔)
(2022/8/13紙面掲載)
※新聞紙面(8/13)では選手名フルネ-ム表記、別カット写真および九州ブロック関係全試合バッテリ-&長打の選手名入りの記録、その他チ-ムの記事を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法>