武雄競輪Ｇ３「開設73周年記念　大楠賞争奪戦 」／2023年4月22-25日＜9車立て12Ｒ制＞

　２２～２５日に開かれる武雄競輪のＧ３「開設７３周年記念　大楠賞争奪戦」で、主役を務めるＳ級Ｓ班５人に立ち向かうのは果たして誰か――。先行力なら関東の吉田拓矢の名が挙がり、実力者の神山拓弥、岩本俊介や、力を付けている島川将貴、伊藤颯馬ら機動力ある精鋭部隊も侮れない存在だ。展望（中）では、シリーズを盛り上げる主力陣を紹介する。

吉田拓矢 競輪祭の連続落車から復調

　先行力があり自在性もある吉田が優勝を狙える主力として、武雄記念初Ｖに挑む。

　２年前に小倉競輪祭を２１６３《１》と制し、Ｓ級Ｓ班へと昇格。一気にスターダムへとのし上がった。昨年は１月の立川《５》１１《１》、５月の宇都宮《１》３１《１》、９月の青森《５》４３《１》と、Ｇ３を順調に３度制した。

　ところが、連覇に挑んだ昨年１１月の小倉競輪祭で１１落落と２度落車。ここでリズムを崩し、記念を２場所欠場した。それから約２か月の充電期間をおき、今年は名古屋、小倉とＦ１を２場所連続Ｖ。２月の静岡記念では《４》２１《７》と決勝に進むなど、ようやく立ち直りをみせた。

　狙うのはＳ級Ｓ班への返り咲き。今回は脇本雄太ら輪界のトップ選手がずらりとそろっており、相手に不足なし。ここらでＧ３を制し、２度目のＧ１制覇への足がかりにしたい。

まくり一撃・岩本俊介ら主力陣に挑む

　主力陣を脅かす選手はほかにも北日本に小松崎、関東には神山、木暮、佐藤、先行力ある橋本、南関東には一発まくりを狙える岩本がいる。四国には力を付けてきた島川、九州には積極的に駆ける伊藤颯や伊藤旭と新進気鋭の選手がそろう。

　Ｓ級Ｓ班勢を中心に繰り広げられる優勝争い。そうはさせじと意気込むＳ級戦士の活躍に注目したい。

（2023/4/20紙面掲載）

---

開催中は、スポーツ報知西部本社 競輪担当Twitter @ で「Ｇ３たけお競輪・大楠賞争奪戦」のクオカードや武雄市特産品レモングラスが当たる懸賞を実施予定です（Twitter限定企画）。

Tweets by shochi_KEIRIN