【競輪】松浦悠士&犬伏湧也の中四国コンビが好連携見せる 新山響平&佐藤慎太郎の東北ラインに、地元九州勢も顔ぶれ充実/久留米G3中野カップレース22日開幕
- 2024/6/21
- 競輪記事
久留米競輪 令和6年能登半島地震復興支援競輪/大阪・関西万博協賛G3「開設75周年記念・第30回中野カップレース」/2024年6月22-25日
久留米競輪の令和6年能登半島地震復興支援競輪/大阪・関西万博協賛 G3「開設75周年記念・第30回中野カップレース」は22日に開幕する。主役は新山響平、松浦悠士、佐藤慎太郎のS級S班トリオに機動力ある嘉永泰斗、先行力で犬伏湧也。この5人がシリーズをリードする。伏兵は先行力で石原颯、森田優弥。地元勢は梶原海斗、後藤大輝ら若手に注目したい。
松浦悠士リズム回復へ 犬伏湧也はバンク相性良好
中四国の軸となるのは松浦と犬伏の2人だ。
松浦は3月の玉野記念を②22①と制したあと、G1で苦戦が続いている。同月の取手ウィナーズカップで落車し、体調を崩したことも好成績を残せない理由の一つだろう。ただ、今場所は犬伏という目標がいる。今年2度目の記念制覇を果たし、今年後半戦のG1戦線を盛り上げてもらいたい。
一方の犬伏は、直前の岸和田高松宮記念杯で24136と積極的で力強い走りを見せた。3日間バックを取りラインに貢献している。当地は1月のF1で完全優勝と相性もよく、松浦らとの連携で今年初の記念優勝へ突っ走ってもらいたい。
新山響平 宮杯で決勝進出 先行力見せつける
新山は直前の岸和田高松宮記念杯で1143⑥と決勝に進み、復活ののろしを上げた。予選2走はバックを取り、持ち前の先行力を余すところなく発揮。勝ち上がりでは、レースの流れに乗って攻める幅広い戦法も見せてくれた。今期最終戦の久留米記念で弾みをつけ、今年の後半戦につなげてもらいたい。
【展望】佐藤慎太郎が追加参戦
佐藤慎の追加参戦でS級S班は新山、松浦とともに3人になった。これで新山―佐藤の東北ラインが完成。松浦は実績十分の犬伏や力を付けている石原らと連携し優勝を狙う。
迎え撃つ地元勢は、記念初参戦の梶原、先行力で後藤、特昇したばかりの原井博斗が期待できる。相手は強いが、成長した走りを披露してもらいたい。九州勢では実績で嘉永、先行力で北津留翼、伊藤颯馬、山崎賢人らに注目。吉本卓仁、田中誠、坂本健太郎もベテランらしい走りを見せてほしい。
北日本は菅田壱道、阿部力也、小松崎大地、関東は森田に宿口陽一、中部は藤井侑吾、近畿は三谷竜生、中四国は松浦、犬伏、石原を中心に、パワーアップした佐々木豪や取鳥雄吾も侮れない。ライン的に充実している九州、中四国勢の活躍が予想される。
【過去10大会の優勝者】昨年は成田和也V
74周年 成田 和也(88期)
73周年 北津留 翼(90期)
72周年 吉田 拓矢(107期)
71周年 清水 裕友(105期)
70周年 平原 康多(87期)
69周年 浅井 康太(90期)
68周年 長島 大介(96期)
67周年 守沢 太志(96期)
65周年 坂本 亮馬(90期)
64周年 池田 勇人(90期)
(2024/6/21紙面掲載)