【競輪】防府競輪がリニューアルして最初の記念は大盛況 交流の輪が広がる競輪場へ

防府競輪
先月の1日にリニューアルオープンした防府競輪場

にぎわう新施設 売り上げ目標も大幅クリア

 松本貴治の劇的な優勝で防府競輪G3「開設75周年記念」が4日に終了した。4日間の売り上げは目標の58億円に対して約63億7800万円と大幅にクリアし、成功といえる成果を上げた。

 本場は2022年11月の「開設73周年」後に本場開催を休止。約29億円の総工費をかけて施設整備を行った。2年間で大きく変わったのはメインスタンド。従来の4階建てからコンパクトに3階建てになったが、明るい内装に加え、建物もバンクに寄せて臨場感あふれる観覧席になった。ユニバーサルデザインを導入し、来場者が利用しやすいようになっている。

 また、新しい施設の「KEIRINパーク」ではパンプトラックコース、ふわふわドーム、遊具などを設置。マウンテンバイク、BMX、キックバイク、防具等の無料貸し出しをしている。さらに自転車教室のイベントも開催予定だ。

 先月の9日に2年ぶりの本場開催となったが、1Rが8時40分のモーニング7開催でも再開を心待ちにしていた多くのファンが開門前から列を作った。また、今回の開設記念でも連休ということもあり、大勢の家族連れが来場。イベント会場はにぎわった。

 防府市文化スポーツ観光交流部競輪局長の工藤康彦さんは「市民に親しまれ、自転車を通じた交流の輪が広がる競輪場へ生まれ変わった防府競輪場を楽しんでいただけたらと思います」と、これからも来場を呼びかけている。 (田原 年生)

(2024/11/6紙面掲載)

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