【競輪】男子選手のユニホーム22年ぶりデザイン変更 素材が変わり影響どうか
- 2024/12/25
- 競輪記事
静岡グランプリシリーズでお披露目
競輪のユニホームが22年ぶりにデザイン変更となる。今回はスタイルが一新。以前と比べて選手の体にフィットした仕上がりになっている。
おなじみの型でいえばガールズ競輪のユニホームに合わせた感じ。新ユニホームはグランプリシリーズが行われる今月28―30日の静岡F1から先行してお披露目となる。全国の競輪場では今月31日を初日とするシリーズから使用される。
今回の刷新では、車番の色自体は変わらない。色の変遷においては、今の形に落ち着く前に多少の曲折もあった。1984年から車番でなく枠番に合わせた色を採用。車券を「枠」で発売していたため、それに合わせた形である。
9車立ての場合、1枠の白、2枠の黒、3枠は赤まで今と同じ。4、5番車で4枠の青、6、7番車で5枠の黄色、8、9番車で6枠の緑を基調としていた。
ただこの場合、8車立て、7車立てになると外の枠番が変わる。例えば8車立では4枠が4番車のみ。5枠が5、6番車が黄色、6枠は7、8番車で緑。そのためファンが戸惑うことしばしばあった。
22年前の更新では、競輪で枠番車券と平行し、車番車券の発売を始めたこともあり、ユニホームの色に7番車の橙、8番車のピンク、9番車の紫を加えて完全に車番と色を対応させることにした。最初は慣れないとファンの声もあったが、車立てによる車番と色の変化がなくなった。「緑は必ず6番車」となり、ファンも受け入れてくれた。
今回のユニホーム刷新だが、車番の色は従来通り。ファンを戸惑わせることはない。ただし、素材の違いが選手の走りに影響する可能性もある。そちらの情報は、1月からの取材でファンにお伝えしていきたい。 (中村 秀昭)
>JKA新ユニホーム特設サイト https://keirin-new-uniform.jp
(2024/12/25紙面掲載)