【競輪】新山響平、真杉匠、岩本俊介のSS3人がシリーズを引っ張る/武雄G3大楠賞争奪戦10日火ぶた 展望①
- 2025/4/6
- 競輪記事
武雄競輪G3「開設75周年記念 大楠賞争奪戦 」/2025年4月10-13日
武雄競輪のG3「開設75周年記念・大楠賞争奪戦」は10日に開幕する。今回はS級S班の3選手をはじめとしたトップレーサーが集結。その魅力を4回に渡ってお伝えしたい。1回目は輪界の頂点に立つS級S班、新山響平、真杉匠、岩本俊介の3選手だ。

新山響平 徹底先行で2年前の雪辱を
デビューから変わらず徹底先行を貫く。それはグランプリを3度経験しても変わらない。前回の伊東G2決勝でも、深谷に任された郡司浩平、近畿ラインを背負った寺崎浩平の両者を押さえて、果敢に飛び出した。優勝は古性優作、準優勝が真杉だったが、誰よりもファンを沸かせた。
武雄記念では2年前に準優勝。ただ、優勝が目前に迫ったところを脇本雄太に抜かれ、「優勝できる展開だった…」と肩を落とした。今回は勝って、その悔しい思いをぬぐい去りたい。

真杉匠 位置取り“匠”にまくり一撃
2年前から大ブレイクした、横の動きも鋭い自力型。G1優勝2回、G2優勝2回と、大きな勲章を持っている。今年はすでに豊橋G1で①③1⑨、伊東G2で③③3②と快勝に飛ばして、獲得賞金額もグランプリ圏内をキープしている。位置を取ってのまくりが決め手だ。
前回の伊東決勝では古性優作にブロックを食らってまくりが止まったが、踏み直して2着。変わらずパワフルだ。今回は関東地区に坂井洋、杉森輝大、横山尚則と援護役も多い。武雄記念の初Vを狙うのみ。

岩本俊介 最終日に41歳のバースデーVだ
南関ラインに自力型が手薄な時期も奮闘してきたパワータイプ。昨年は5月のG1日本選手権で決勝2着に入り、その賞金が決め手となってグランプリ初出場を遂げた。
今年は昨年以上に快調だ。1月松阪記念で②11③、2月静岡記念で②11②とG3で2回の優出。直前の伊東G2でも④31⑦と活躍した。目標にしていた「S班にふさわしい、しっかりした走り」を続けている。
今大会の最終日が誕生日。その日に最高の結果を出して、41回目のバースデーを祝いたい。
(2025/4/6紙面掲載)
▼武雄競輪 大楠賞特設ページ
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