【競輪】山田庸平が悲願の地元記念制覇へ全力尽くす/武雄G3大楠賞争奪戦10日火ぶた 展望③
- 2025/4/8
- 競輪記事
武雄競輪G3「開設75周年記念 大楠賞争奪戦 」/2025年4月10-13日
武雄競輪のG3「開設75周年記念・大楠賞争奪戦」の開幕が、あさっての10日に迫った。今回はS級S班3人に寺崎浩平と、G1並の豪華メンバーがそろった。しかし、地元のエースとして山田庸平が別地区の強豪に待ったをかける。武雄でG3の優勝は一度あるが、周年記念Vはいまだゼロ。地元の仲間とともに、欠場となった兄・英明の分まで気合を入れて挑む。

兄・英明は無念の欠場
今回は地元記念の優勝者に名前を刻むため、全力を尽くす。
調子は間違いなくいいだろう。先月の伊東ウィナーズカップ最終日、第6Rで伊藤颯馬目標からバックでまくりに転じた。逃げる菅田壱道をとらえ、4角から先は一人旅の1着。その上がりタイムは8秒9。2014年に新田祐大が作った9秒0のバンクレコードを塗り替えた。準決で7着に敗れても、節間では1171と3勝マーク。間違いなく仕上がっている。
2年前にはG1優出2回、G2優出1回と快走し、グランプリ出場をかけた賞金争いでも好位置に付けていた。その年は悲願ならずでも、昨年のさらなる飛躍を期待されたが、残念ながらG1、G2の優出ゼロに終わった。
しかし、昨年の終わり頃から調子は右肩上がり。今年に入ると、1月松阪、先月玉野と2回のG3で決勝2着。どちらの決勝不利な展開から、最後に伸びて上位着に食い込んでいる。
武雄は24年3月のG3で優勝
武雄では昨年3月の「大阪・関西万博協賛競輪」でG3を勝っているが、地元周年記念の優勝も欲しいところ。2年前の73周年で優出して5着。先行した伊藤旭を番手まくりした上を新山響平、脇本雄太の猛攻を食らい、ゴール前ではなすすべがなかった。昨年は①142。肝心な準決であと一歩が届かず、悔しい終わり方をしている。
今回こそ頂点に立つため、気持ちを込めて4日間の戦いに挑む。
(2025/4/8紙面掲載)
▼武雄競輪 大楠賞特設ページ
https://www.keirin.city.takeo.lg.jp/news/archives/238