【フルコンタクト空手】さらなる飛躍へ決意新た 新極真会が第1回WFKO大会で上位独占目指す/2025年鏡開き稽古
- 2025/1/23
- 新極真会
新極真会の「2025年鏡開き稽古」が12日、東京の護国寺で開かれた。緑健児代表をはじめ全国各地の支部長、道場長や国際大会に出場する日本代表選手らが集まり、新年最初の稽古に汗を流した。
WFKO控える大切な一年
さらなる飛躍へ、新極真の空手家たちは決意を新たにして稽古に励んだ。今年は階級別の男女世界王者を決める「第1回全世界フルコンタクト空手道選手権大会」(WFKO)が5月に開催される。また高校生以下の年代による7月の「カラテドリームフェスティバル2025全国大会」の出場資格を選抜制にして開催するなど、フルコンタクト空手が国内外で発展していくうえで大切な一年になる。
緑代表「アジア、ヨーロッパ勢レベル高い」
WFKO大会は流派の垣根を越えて男女各5階級で世界チャンピオンを決めるビッグタイトル。2020年に開催が予定されていたが新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期になっていた。第1回大会は5月31日と6月1日に東京・有明アリーナで開かれ、「第2回国際フルコンタクト空手道選手権大会」と「第1回国際シニアフルコンタクト空手道選手権大会」が同時開催される。
緑代表は稽古開始前の年頭あいさつでWFKO大会に触れ、「アジアとヨーロッパの選抜戦を見たけども、非常にレベルが高い。初めての大会なので新極真会が上位を独占して、これからのフルコンタクト空手界を引っ張っていけるように頑張ってほしい」と日本代表選手に奮起を求めた。
福岡支部・多田「男女全階目指す目指す」
稽古の後に組手と型で奉納演武があり、昨年の全日本大会で優勝した福岡支部の多田成慶らが組手を行った。WFKO大会でも重量級で優勝候補の一角として日の丸を背負う多田は、「残りの期間、一生懸命稽古して、男女全階級制覇できるように頑張ります。応援よろしくお願いします」と、選手団を代表して意気込みを語った。
WFKO大会には、福岡支部から男子は多田のほか、前平斗真と大坪裕希(ともに軽中量級)、女子は網川来夢と篠原智美(ともに軽重量級)、藤原桃萌(重量級)の計6人が出場を予定している。
(2025/1/22紙面掲載)