【駅伝】男女32チームが島原路でたすきつなぐ/島原学生駅伝3日号砲
- 2022/12/2
- スポーツ九州・山口
男女の大学九州NO1を決める「島原学生駅伝」は3日、長崎県の島原半島を舞台に熱戦を繰り広げる。男子の「第40回九州学生駅伝対校選手権大会」は島原市営陸上競技場を午前9時30分にスタート、島原文化会館にゴールする7区間57・75キロで行われ、23チーム(うち4チームはオープン参加)が出場する。4連覇を狙う第一工大、古豪の福岡大、王座奪還に燃える日本文理大、昨年2位の鹿児島大などが優勝を争う展開になりそうだ。優勝校は来年10月の出雲大学駅伝の出場権を得る。女子の「第22回九州学生女子駅伝対校選手権大会」は同競技場を発着点とする5区間22・80キロで、9チーム(うち6チームはオープン参加)が競う。スタートは午前9時50分。福岡大の8連覇が有力だ。開会式はきょう2日午後3時15分から、島原文化会館で行われる。
【男子】第一工大4連覇狙う 福岡大、鹿児島大、日本文理大が追う
第一工大が優勝争いの中心となる。1万メートル、28分48秒の記録を持つ留学生のアニーダ・サレーら実力者がそろう。10月の出雲全日本大学選抜駅伝で18位、11月の全日本大学駅伝対校選手権では23位に終わったが、九州王者を決めるここは負けられない。岩元泉監督は「4、5区で勝負しようと思っている。出雲や全日本大学駅伝など、全国レベルの大会を走った経験値を生かしたい」と話す。実力を出し切ることができれば、優勝に最も近い。
これを追うのが昨年3位の福岡大か。6月に行われた全日本大学駅伝の九州地区選考会では第一工大に次ぐ2位。全日本大学駅伝の日本学連選抜チームに選ばれた花谷そら、玖保克弥、堤宏太朗ら有力選手が控えており、27大会ぶりの栄冠を目指している。玖保は「コンディションはいい。全員が優勝しか考えていない。自分も最終学年なので、チームに恩返ししたい」と意気込む。
昨年2位の鹿児島大は、チーム一丸となり初優勝を狙う。6人が5000メートル、14分台のシーズンベストをマークするなど、底上げも図れた。田代敬之主将は「次は頂点だという気持ちで1年間やってきた。昨年に比べ、状態もはるかにいい」と力を込めた。
覇権奪還に燃えるのが日本文理大だ。昨年4位に終わった悔しさをバネに35回大会以来のVなるか。昨年6年ぶりに出場した鹿屋体大なども優勝争いに絡んでくれば、レースは盛り上がる。
上位校の実力は伯仲しており、好レースが展開されることは間違いない。コンディション、展開、選手の起用法が勝敗を左右することになりそうだ。
【女子】福岡大8連覇有力
ライブ配信
大会の模様はNIB長崎国際テレビのYouTubeチャンネルで3日午前9時25分からライブ配信される。
>長崎国際テレビ YouTubeライブ配信(外部リンク)
(2022/12/2紙面掲載)
※新聞紙面(12月2日)では出場予定チームの選手名簿やコース図を掲載 <バックナンバ-お買い求め方法>