【北九州】福岡県初披露 個性豊かなポニーたちがステージで多彩に動く/木下大サーカス北九州公演 開幕まであと6日

木下大サーカス北九州公演/2025年3月23日~6月30日・ジ アウトレット北九州

 興奮と感動がよみがえる――。「木下大サーカス北九州公演」が23日、八幡東区の「ジ アウトレット北九州」特設会場で開幕する。北九州市では2009年の小倉公演以来、16年ぶりの開催で、福岡県では19年12月~20年3月に開かれた福岡公演以来、5年ぶり。6月日までの約3か月間、多彩な演目で観客を魅了する。
 開幕を前に、注目の演目を紹介する。第1回は、子供たちに大人気の「ポニーアクト」。

木下大サーカス ポニーのショー
いろんな模様のポニーたちがステージを駆け回る

ポニーたちの住環境に細心の注意

 パッパカ、パッパカ。軽快なリズムに合わせて、かわいいポニーたちが、たてがみをなびかせてステージを駆け回る。その愛らしい姿に、大人も子供も思わず笑顔になっていく。

 ポニーのショーは、シマウマに代わって22年から始まった。福岡県では初めて披露される。登場するのは英国から来た7頭。白やまだら模様、茶色っぽい馬とそれぞれに特徴がある。平均体高は約120センチ。大きくて優しい目をしていて、見ているだけで癒やされる。

 調教を担当するのは、英国出身のマイケル・ハウズさん(55)。「シマウマは気性が荒いのもいるけど、ポニーはみんな優くて、言うことを聞いてくれる」と語る。性格には個性があり、最も小さい馬体のシャイアンは「ショーの最中にいきなり止まったり、ご飯の時間が近づくと怒るそぶりを見せたりするんだ」と、いたずらっ子のように振る舞うことがあるという。

 木下大サーカスは全国各地で開催されており、動物たちも団員と同じように動く。地域によって気候が異なるため、動物のコンディション維持には細心の注意を払うという。寒暖差の激しい日々が続くが「ポニーたちが暮らすコンテナには換気を入れ、適切な温度を保っている。北九州に着いたばかりだけど、コンディションはとてもいいよ」とハウズさん。万全の状態で開演を迎えられそうだ。

 ステージでは、ポニーが1列に並んだり、ジグザグに走ったりと多彩な動きを見せてくれる。動物園ではなかなか見られない、活発さが見られるのもサーカスの魅力だろう。

(2025/3/17紙面掲載)


 【会場】ジ アウトレット北九州特設会場(北九州市八幡東区東田4の1の1)

 【日程】3月23日~6月30日。毎木曜と3月26日、4月9、23日、5月7、21日、6月4、18日は休演

 【公演時間】約2時間10分。月火水土曜=①午前11時②午後2時、金曜と3月23日=①午後1時②午後3時50分、日曜・祝日=①午前10時②午後1時③午後3時50分

 【入場料金】前売り自由席は大人3500円、3歳~高校生2000円、大学・専門学生2500円。当日券は500円増し。指定席は別途料金が必要。ローソンチケット、チケットぴあなど。

 【問い合わせ】同公演事務局093・662・0045 https://kinoshita-circus.co.jp/htmls/sche/sche-kitakyusyu-2025.htm

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