【北九州】間近で見たらでっかいゾウ みんなを笑顔にする象さんのショー/木下大サーカス北九州公演 開幕まであと4日

木下大サーカス北九州公演/2025年3月23日~6月30日・ジ アウトレット北九州
木下大サーカスアジアゾウ
2頭のゾウが愛嬌たっぷりの演技を披露する

愛情持って接する「家族」

 2頭のアジアゾウが、ゆっさゆっさと巨体を揺らしながらステージに入ってきた。観客席からは「大きいね」という声が聞こえてくる。子供たちの人気者・ゾウのショーの始まりだ。

 ラオスからやってきた2頭の名前は、カンムーンとカンマイ。どちらも21歳の雌で、6年前から日本で暮らしている。体高は約2メートル30センチ。体の大きいカンムーンの体重は3トン弱という。ショーでは、台の上に立ったり座ったり、鼻先で物をつかんだりと、さまざまな芸を披露する。

 「ペットではない。家族なんです」。調教師のコムサン・セイタン・ジョーさん(49)は、そう熱を込める。母国のタイで13歳からゾウの調教を始め、愛情を持ってゾウと接している。「何かあったらすぐ駆けつけられるように」と、休演日であっても外出を控えてゾウたちが暮らす小屋付近で過ごすという。

 ゾウは繊細な生き物で食事や住環境に神経を使うという。主食は乾草やリンゴ、ニンジンなど。北九州公演では熊本から牧草を大量に取り寄せ、コンディション維持に努める。「体調が悪いときは無理をさせない。耳やしっぽの動かし方で状態が分かります」。ずっと一緒に過ごし、大切にしているから、言葉が伝わらなくても意思疎通が図れる。

 「見どころは、全部。ゾウのかわいいところや、頑張っている姿を見てください」。愛嬌(あいきょう)たっぷりのゾウたちが、みんなを笑顔にする。

(2025/3/19紙面掲載)


 【会場】ジ アウトレット北九州特設会場(北九州市八幡東区東田4の1の1)

 【日程】3月23日~6月30日。毎木曜と3月26日、4月9、23日、5月7、21日、6月4、18日は休演

 【公演時間】約2時間10分。月火水土曜=①午前11時②午後2時、金曜と3月23日=①午後1時②午後3時50分、日曜・祝日=①午前10時②午後1時③午後3時50分

 【入場料金】前売り自由席は大人3500円、3歳~高校生2000円、大学・専門学生2500円。当日券は500円増し。指定席は別途料金が必要。ローソンチケット、チケットぴあなど。

 【問い合わせ】同公演事務局093・662・0045 https://kinoshita-circus.co.jp/htmls/sche/sche-kitakyusyu-2025.htm

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