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【福岡】西鉄ライオンズの「軌跡展」 平和台球場の秘蔵品などお目見え/球団発足70周年
- 2021/8/3
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「軌跡展」8月7、8日・西鉄グランドホテル
球場名物の丸い時計など展示
球団発足70周年を記念した「軌跡展」が8月7、8日に福岡市中央区の西鉄グランドホテルで開かれる。4月に続く第2弾で、今回はライオンズの本拠地だった旧平和台球場に関する秘蔵品が注目される。
平和台球場は市営球場として舞鶴公園内に建設され、1949年12月に野球場開きが行われた。ライオンズの誕生後、52年にフランチャイズ球場に。3連覇した日本シリーズなど数々の名勝負の舞台となったが、97年に閉鎖された。
今回は、球場の名物だった丸い時計が特別に展示される。出展に協力するのは福岡市南区の電子時計販売設置会社で会長を務める松本聖さん(74)。平和台球場で長く時計のメンテナンスを担っていたが、閉鎖を知り、「廃棄されるのは忍びない」と譲渡を願い出た。時計は一塁側内野席入り口付近に設置されていたもので、直径70センチ、厚さ17センチ。松本さんが屋内で保管し、調整に万全を期し今でも作動する。
松本さんは野球経験はないが、高校野球の古豪津久見(大分)の出身。ライオンズOBの太田卓司さんが津久見の出身で、稲尾和久さん(故人)とも親交があった関係でライオンズ愛は尽きない。「往年のファンの方々に時計を見てもらい、当時を懐かしんでほしい」と話す。
元投手・安部和春さんらトークショー
軌跡展では西日本鉄道の倉庫で見つかった球場改装時の設計図なども公開される。日本シリーズの優勝フラッグや写真パネル、秘蔵の映像を披露。最後のリーグ優勝に貢献した元投手安部和春さんらによるトークショーも行われ、協賛金と売上の一部は福岡県少年野球連盟に寄付する。西鉄ホテルズ営業戦略部の松本憲治部長は「前回は、涙ぐむオールドファンの一方で、関東などから若い方もお見えになりました。今回も世代を超えて、野武士軍団とその時代の魅力を感じ取ってもらえれば」と話す。
前売り券は、パネル展(映像)+記念ストラップ1000円など。問い合わせは同ホテル営業部092・781・0346へ。
(2021/7/29紙面掲載)