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【熊本】温泉だけじゃない!ピザにスイーツ、絶品みそ汁…家族で楽しむ山鹿旅/ゆったりと山鹿市へ(上)
- 2022/3/8
- 【熊本県】注目スポット・レジャー情報
とろーりとしたお湯で知られる熊本県山鹿市。福岡県や熊本市内からもほど近い人気の温泉地だ。近年は体験型の観光にも力を入れており、家族みんなで楽しめると注目を集めている。その魅力を再発見する旅に出かけた。2回にわたって紹介する。(加藤 博之)
福岡方面からお薦め 広川IC→国道3号ルート
のどかな風景に、心が軽くなる。カーラジオの曲に合わせて思わずハミングした。「福岡から行くなら、九州自動車道の広川インターチェンジ(IC)から国道3号線を南下するルートもオススメですよ」と、山鹿に詳しい友人が教えてくれた。確かに、カーブも緩やかで走りやすい。ハンドルを握りながら、なるほどと納得した。
石窯で焼く「ピザ作り」を体験
一般的なのは菊水ICで降りるルートだが、急ぐ旅ではない。最初に「道の駅鹿北」に立ち寄った。ここには地下水を利用したプールがあり、夏は多くの子供でにぎわうという。まずは腹ごしらえに「ピザ作り体験」に挑んだ。
丸い生地を薄く伸ばし、地元でとれた旬の野菜やチーズを乗せていく。おっ、これは思っていたより楽しいぞ。出来上がりを想像するとワクワクしてくる。400度の石窯に入れると、3分ほどであっという間に焼き上がった。こんがり、モチモチとした食感がたまらない。手作りソースもおいしく、一気に平らげた。
>道の駅鹿北(外部リンク)
自分で摘んだイチゴをケーキへオン
続いては「いちご摘み&ケーキデコ体験」だ。向かったのは「山鹿観光いちご園」と「あんずの丘」内にある「山鹿和栗洋菓子店An(杏)」。観光園で摘んだイチゴを「An」の店内に持ち込んでオリジナルのケーキを作る。イチゴを、センス良く並べたり、好きなだけ乗せたり。自分だけのケーキが出来上がった。
これは誕生日などにも喜ばれそうだ。あれこれ考えながらデコレーションしていくのは楽しかった。もちろん、摘みたてのイチゴの香ばしさが口いっぱいに広がって、味も申し分なかった。
>山鹿観光いちご園(外部リンク)
※「いちご摘み&ケーキデコ体験」は4月10日まで。観光園からAn(杏)への移動は車で約15分。タルト、スポンジケーキ、モンブランの中から選べ、4号サイズ(約12センチ)1650円、5号サイズ(同15センチ)2200円。前日までの予約が必要。予約はAn(杏)まで。
>山鹿和栗洋菓子店An(杏)(外部リンク)
風味豊かな一杯「熟成赤みそ」
この日の最後は「卑弥呼醤院」を訪れた。ここの2階にある茶房「さくらさくら」では、様々なみそ汁を味わえる。一口にみそと言っても、麦、米、赤、合わせと多彩で、熟成期間も異なる。メニューは17種類。迷ったが「熟成赤みそ」(一杯・170円)にした。麦こうじをぜいたくに使い1年寝かせ熟成させたという。一口飲むと、じわーっと体染み入っていくようだ。これぞ、古き良き日本の味。その奥深さを思った。
食べ物がおいしいと、旅は格段に楽しくなる。山鹿ならではの「食」をたっぷりと堪能した1日。最後はもちろん、山鹿温泉につかり、疲れを癒やした。
茶房「さくらさくら」では、数々の骨董品に囲まれた歴史を感じる空間で、みそ汁の他、麹を使ったアイスなども味わえる。「みそは多彩でそれぞれに味わいがあります。組み合わせて使ってもおもしろいですよ」と、5代目の内田博之さん。市鹿本町来民1586 0968・46・2123
>卑弥呼醤院(外部リンク)
鹿北エリアの複合施設でキャンプも
【癒しの森ゆ~かむ】 岩野川沿いにある施設で、キャンプなどが楽しめる。大浴場があり、キャンプ用品もレンタルしてくれるので初心者でも安心だ。トレーニング施設もあり、スポーツ合宿などにも最適。近くには愛好者に人気のサイクリングコースもある。市鹿北町椎持5の2 0968・42・5100
>癒しの森ゆ~かむ(外部リンク)
(2022/3/8紙面掲載)